VIRGIN HARLEY |  ミルウォーキーエイト114エンジンを搭載したハーレーの新型ヘリテイジクラシック試乗インプレ

ミルウォーキーエイト114エンジンを搭載したハーレーの新型ヘリテイジクラシック

FLHCS ヘリテイジクラシックの詳細写真

FLHCS ヘリテイジクラシックの画像
新型Vツインエンジン「ミルウォーキーエイト」。このヘリテイジには107ci(排気量1,745cc)仕様の「FLHC」と114ci(排気量1,868cc)仕様の「FLHCS」の2タイプが用意されており、今回お借りしたのは114ciのFLHCS。
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カスタムパーツリストにも並ぶLEDヘッドライトが標準装備に。同じくLED製スポットライトも兼ね備え、以前のヘリテイジと表情を一変させている。
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路面からの太陽光の照り返しを防ぐべく、下半分が真っ黒にコーティングされたデタッチャブル(脱着式)ウインドスクリーン。ツインカムモデルよりもコンパクトになり、ライディング時の違和感も払拭している。
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ツインカムモデルよりもニュートラルでプルバックなポジションに改善されたミニエイプバー。ダークカスタムの傾向からバーそのものもブラックに。
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一方、さりげなくアイデンティティを見せつけてくるヘリテイジのポイント「HARLEY-DAVIDSON」刻印入りライザーも継承。これからの四半世紀も受け継がれていくに違いない。
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スイッチボックス左側にはオートクルーズコントロールスイッチが備わる仕様に。メーターの表示切り替えスイッチもこちらに収納された。
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以前と変わらぬ容量18.9リットルのビッグフューエルタンク。タンクロゴは一新されつつもクラシカルな雰囲気を漂わせる新世紀仕様に。FLHCSのカラーリングはこの「オリーブゴールド/ブラックテンペスト」のほか、「ビビッドブラック」「ツイステッドチェリー」「シルバーフォーチュン」「レッドアイアンデニム」「インダストリアルグレーデニム/ブラックデニム」「レジェンドブルー/ビビッドブラック」が揃う(107ciのFLHCはカラーリングが若干異なる)。
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シルエットそのものは以前と変わらなくも、若干のデザイン変更が施されたライダー&パッセンジャーシート。座り心地の良さはこれまで通り。
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エンジンやフレームが一新されても、クラシカルなリアフェンダー&スクエアテールランプの組み合わせから成るリアエンドは変わらない。
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近代的なフォルム&デザインに変貌したサドルバッグ。キーロック仕様なので防犯性高し。
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外側に向かって開くケースで、ベルトドライブなど車体構造との兼ね合いで若干歪な内部だが、3泊分の荷物なら十分収納できる。
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伝統の16インチ(前後)スポークホイールは継承しつつ、リムはブラックに、そしてホワイトリボンタイヤもブラック一色に変更。ダークカスタムの流れを汲んだものか。
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フロントフェンダーに刻まれた「Heritage」のバッヂ+D41デザインも近年のハーレーダビッドソンに見られるものに。
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フットボードは健在ながら、シーソーペダルはオプション(有料)扱いとなり、一般的なバイクのギアぺダルと同じ構造に。ツーリングバイクとして活用することを考えているなら、最初のカスタムプランとしてシーソーペダル化を取り入れたい。
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今回お借りしたヘリテイジのマフラーは、2018年3月のモーターサイクルショーでも発表されたスクリーミンイーグル製の純正エキゾースト(車検対応)。どおりで吹け上がりが良かったわけだ……(笑)。ストリートファミリー、トライクファミリー、スポーツスター883モデル以外のモデルに対応するマフラーで、ハーレーダビッドソン正規ディーラーでも取り扱っている。詳しくはこちらへ。

こんな方にオススメ

快適かつノスタルジックな旅を楽しみたい
旧ヘリテイジからの乗り換えにもオススメ

残念なのはシーソーペダルじゃなくなったことぐらいで、それ以外はすべて正常なバージョンアップを果たしており、「これぞ新世紀のハーレーダビッドソン」と胸を張っていい仕上がりとなるヘリテイジ。他メーカーバイクからの乗り換え(ステップアップ)にもオススメしたいし、以前のヘリテイジやソフテイルモデルから乗り換えても良い印象を抱くことだろう。

何より、マシンとして新型化しつつハーレーダビッドソンとしてのスタイルを踏襲しているところに、ヘリテイジらしさを感じる。ソフテイルの代表格としてぜひ試乗の機会を持ってもらいたいモデルだ。

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