まず、エンジンはSTREET750の水冷60度VツインSOHC4バルブを踏襲し、ボア85mm×ストローク66mm、排気量749ccに変更はないものの、吸気ポートやカムプロフィールが見直され、エアクリーナーボックスや2in1マフラーも一新。「High Output Revolution X」とネーミングされた専用パワーユニットは、ミクニ製シングルポートフューエルインジェクションが組み合わされ、スロットルボディのボア径を38→42mmに大径化し、パワーを18%、最大トルクを8%向上している。
そしてもっとも目をひくのが、武装された足まわり。インナーチューブ径43mmの倒立式フロントフォークに、2ピストンキャリパーと300mmディスクローターをデュアル装備し、7スプリットのオープンスポークキャストアルミニウムホイールを履く。タイヤサイズは前後17インチで、専用開発した新作ラジアルタイヤ「ミシュラン・スコーチャー21」がセットされるが、120/70R17と160/60R17の組み合わせは、リプレイスメントでもタイヤの選択肢が大幅に増えた。