FXDB ストリートボブの詳細写真
ソフテイルに続いてダイナも103化!排気量1,689cc / 空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブエンジン『ツインカム103』エンジンだ。ストリートボブにふさわしくブラックを基調としたカラーリングになっている。
2014年モデルより、トリプルツリー(トップブリッジ)やフロントフォークのアウターチューブなどがブラックアウトされた。以前に比べてクロームパーツとのコントラストがより印象的になった。
現ラインナップで唯一のエイプハンガー標準装備モデルとなったストリートボブ。ライザーには「MILWALKEE USA」の刻印が刻まれる。
容量17.8リットルのフューエルタンク。2017年モデルのカラーリングは、ビビッドブラックにブラックデニム、オリーブゴールド、そしてこのチャコールデニム / ブラックデニムのツートーンと、ハードキャンディーカスタム[ホットロッドレッドフレーク]の計5カラーが用意されている。
スピードメーターを中心に、左にガソリン計、そして右側にタンクキャップを備える。
オーソドックスなサドルシートはホールド感にやや欠けるため、そのパワフルな加速時に体が後ろに流されてしまうことも。パワーアップしているだけに、このあたりのパーツチョイスは一考の必要がありそうだ。
2014年のマイナーチェンジにより、テールランプ一体型ウインカー & チョップドリアフェンダーという組み合わせとなったリアエンド。
真っ黒なスポークホイール & シングルディスクという組み合わせがチョッパーモデルとしての演出を担うフロントまわり。アウターチューブのブラックアウトによって一層引き締まった印象がある。一方、強力な走りを考えるとシングルディスクブレーキは少々心許ない部分も。
チョッパースタイルを模していつつも、ステップ位置はミッドコントロール仕様とされる。ここが踏ん張れることでライディングに安定感がもたらされる。
エキゾーストは従来どおり、2本出しのオーソドックスな仕様に。2017年モデルよりEURO4対応型となっているので、以前よりもパワーをしっかり引き出せている?
駆動の要となるベルトドライブはスポーツスターとは逆の左側に。スプロケットのセンター部分が黒いところもダークカスタムモデルとしての主張か。
こんな方にオススメ
当たり前の日本人的思考から逸脱して
その強烈なパワーを操り切ってみる
ツインカム103を備えたことにより、チョッパーモデルというキャラクターが一層強まったと言える。あれほどのパワーを存分に楽しめるのであれば、主戦場はハイウェイをおいて他にあるまい。ストリートでも十分操ることができるが、それでも持て余している感は否めない。それなのにスタイルはチョッパーなのだから、スタンダードなオートバイに乗っているライダーから見れば理解に苦しむモデルであろう。だが、それがアメリカであり、ハーレーダビッドソンでもあるのだ。今ツインカム96仕様のダイナに乗っているオーナーに言いたい。「今のカスタムメニューがボルトオンの範疇なら、乗り換えてしまう方がお得だ」と。それぐらい、ライディングを支えるエンジンそのものが違うのだ。