第1章 ハーレーダビッドソンの誕生【1903年~1929年】
掲載日/2009年03月09日
今や世界にその名を轟かせる“キング・オブ・モーターサイクル”ことハーレーダビッドソンが誕生したのは、今から100年以上も昔の1903年。
今や世界にその名を轟かせる“キング・オブ・モーターサイクル”ことハーレーダビッドソンが誕生したのは、今から100年以上も昔の1903年。
1929年に起こった世界恐慌により、アメリカのモーターサイクル市場は大打撃を受けた。ハーレーも生産台数は大幅に激減したが、それでも新型エンジンの開発に注力し、1936年にナックルヘッドと呼ばれるエンジンを誕生させる。
第二次世界大戦が終結し、冷戦時代へと突入していったアメリカ合衆国。ベトナム戦争など再び戦火に包まれていく時代の最中、ハーレーもトライアンフなど英国産バイクという新たなライバルを迎えることになる。
AMF時代を脱却し、汚名返上へと意気込むハーレーダビッドソンがまず取り組んだのが新設計のエンジン開発。「エボリューション」、そして「ツインカム88」の誕生により、「故障しやすい」というそれまでの悪評を完全に払拭した。
2007年にデビューしたツインカム96から2011年にはツインカム103が、そして2016年にはCVOにのみ搭載が許されていたスクリーミンイーグルツインカム110がSシリーズに採用。まさにハーレー大排気量化時代の到来である。