VIRGIN HARLEY | リアルライダー5人に聞く、ロードホッパーの魅力 特集記事&最新情報

リアルライダー5人に聞く、ロードホッパーの魅力

ワンオフカスタムの追従を許さない
徹底的な安全性と乗り味の追求

ハーレーダビッドソンのエボリューションエンジンをリジットフレームに積む。虚飾を排したシンプルなデザインは紛れもなくカスタムバイクであり、誰も量産車であるとは思わないだろう。しかしロードホッパーは、安全性を追求した完全なる量産車。それでいてその製作は一人のメカニックがハンドメイドで仕上げて行くというスペシャリティバイクに他ならない。デビューしてからすでに9年の歳月を数えるが、そのクオリティとバックアップ体制は万全のまま、コンスタントに完成車を世に送り出しているのだ。

 

最新モデルは、すべてインジェクション吸気に変更され、日本の国土事情にマッチしたクオリティと走行性能を確保。今後も同じカスタムリアリティを維持しながら、量産を続けられるモデルになったのだ。

スタイリングは低く長く、そのシルエットは眺めても美しいが、走行すると魅力は何倍にも広がる。普通のオートバイには失われてしまったダイレクト感や鼓動。生き物のような感覚に支配されるのは大きな魅力だ。ロードホッパーの魅力を探るには、実際に乗っているオーナーに聞くのが一番。企画したショートツーリングは街中から丹沢に向かい、ワインディングも走るルートを選んでみた。

スタイリングは低く長く、そのシルエットは眺めても美しいが、走行すると魅力は何倍にも広がる。普通のオートバイには失われてしまったダイレクト感や鼓動。生き物のような感覚に支配されるのは大きな魅力だ。ロードホッパーの魅力を探るには、実際に乗っているオーナーに聞くのが一番。企画したショートツーリングは街中から丹沢に向かい、ワインディングも走るルートを選んでみた。

 

 

 

 

 

 

 

トークセッション

乗ってみないとわからない特別な魅力

――今回は、ロードホッパーを実際に所有して乗っていらっしゃるライダーの“生”のインプレッションを聞かせていただきたくて、ショートツーリングと対談を企画しました。それぞれ、愛車の魅力を語っていただきたいのですが、気になるネガな部分もあえて封印せず、存分に聞かせてください。

安部 ●僕はスポーツスターからの乗り換えだけど、久しぶりにバイクに復帰した身としては、現代のスポーツスターは良く出来過ぎていたなぁ。それはきっと、とても良いことなんだろうけど、バイクに求めているのは乗りやすさだけではないはず……だと思わない?

鈴木 ●僕もスポーツからの乗り換えですよ。2台も乗ったけど納得いかなかった。乗りやすいという意味では当然量産ハーレーが上。だけど、スポーツスターって手放しすると真っ直ぐ走らないですよね。そこは気に入らないポイントだった。ロードホッパーは、笑いが込み上げてくるほど真っ直ぐ走りますよ。乗りにくいのは最初だけですね。

――どんなところが乗りにくいのですか。

安部 ●実はバイクが乗りにくいんじゃなくて、ライダーが最初は慣れないという意味あいが大きいですね。慣れれば低くて長い車体は乗りやすいですよ。

飯野 ●僕はスポーツバイクから乗り換えたんですけど、以前はただの足だったバイクがロードホッパーに乗り換えて、完全に趣味になった。自分のライフスタイルに加えることで世界がぐっと広がったというか、幅広さができて楽しくなりましたね。一人で乗っていても数人で流しても楽しい。自分の生活そのものがカスタムされた気がします。

――牛窪さんはどうですか。

牛窪 ●僕はモンキーを買うつもりが、ロードホッパーになっちゃったからね(一同、爆笑)。完全にスタイルに一目惚れした衝動買いだから、乗った最初はびっくりしましたよ。曲がらない!って。でも国産旧車の前輪が19インチ時代のバイクも大好きだから、「あ、あんな感じかな」って思ったら、すぐに乗りなれちゃった。誰でも楽しく乗れますよ。

中野 ●でも、少し乗りにくいって、大きな魅力ですよね。乗り方に工夫がいるのも楽しいです。ロードホッパーはリジットフレームだからダイレクト感がすごくて、走っている実感が本当にリアル。僕はけっこう長距離も走るけど、1日300キロぐらいなら平気ですよ。

牛窪 ●僕は早朝だけ走るほうが、道も空いていて好きなんだけどな。

中野 ●ネックはフューエルタンクの小ささかな。2泊3日で22回給油したっていうツーリングしました。

全員 ●そりゃあすごいや!(大爆笑)

――乗っていて困ったことはないですか。

中野 ●ボルトの頭がサビやすい……かな。

鈴木 ●ハーレーも放っておけばすぐサビるけどね。電装は少し弱い気がするけど。

安部 ●電気トラブルは少しあるよね。リジットだから振動も多いし、しかたがないかも。バッテリーもメンテナンスは少し面倒かな。

飯野 ●バックミラーがすぐに緩みますね。それから、場所によってインチとミリのボルトが混在しているのが少し面倒です。

牛窪 ●ハーレーエンジンを使った日本のカスタムだからなぁ。それも個性じゃないかな。

中野 ●メカニズムで困ったことじゃないけど、路面を良く見てないとビックリすることもありますね。さすがにリジットフレームなので。

鈴木 ●僕も路面はすごく良く見てるなー。

安部 ●だって、それがロードホッパーなんだから。全部楽しまないとね。

――では、このバイクの最高だと思う部分はどこでしょう。

中野 ●やっぱり何と言ってもスタイルですよ。言うまでもないことだけど。

安部 ●大手メーカーだと、仮に最初のデザインが素晴らしくても、量産車になるころにはずいぶんおとなしくなってしまうはずなんですが、このロードホッパーは、ほとんどデザインスケッチのシルエットのまま生産されている。そこがすごいよね。

牛窪 ●それでいて、ワンオフカスタムにありがちな安全上の不安要素はないですよ。安心して走れるし、ショップのバックアップも完全という部分も高く評価できますね。

飯野 ●乗り味が最高で遠くに行きたくなる。意味もなく走りたい乗り物ってやっぱり魅力的です。バイクって、本来そういう乗り物って気がします。

中野 ●エボリューションエンジンが好きだから、新車でエボに乗れるという魅力もありますね。パワーフィーリングが日本の道路事情に合っていると思います。

鈴木 ●磨きがいがあるというのも魅力かな。放っておけないかわいさがあるもんね。美しさというかさ。

安部 ●バイクに乗らない人からも「カッコいいですね」って言われるもの。じゃ、カッコ良く乗らないとなぁって、ファッションにも気を使うし……。

飯野 ●自分のライフスタイルにも気を使うしね。

中野 ●気をつけなくちゃいけないのは、航続距離が短いから、ガススタの場所を把握しとくことぐらいかな(笑)。

――楽しい座談会になりました。これからも末長くロードホッパーを楽しんで素敵なバイクライフをお過ごしください。ありがとうございました。

明確なバイクライフがあるからこそ
選ばれる唯一無二の個性派バイク

バイクに求めるもの、それはライダーそれぞれ違うはず。しかし、趣味をバイクライディングとするならば、その趣味性は高いほうが良い。だからこそライダーは自分の愛車をカスタムするのだろう。

 

ロードホッパーの素晴らしさは、元々のデザインが最高のカスタムビルダーが作り出したシルエットということと、そのモデルのイメージをまったく壊すことなく完成度の高い量産車に仕上げたということにほかならない。それは「驚異」と言っても過言ではない。もし、個人が同じシルエットをカスタムビルダーに発注したとして、これほどまでの安全性と耐久性が手に入るだろうか。答えは NO である。ロードホッパーは、唯一無二の個性的なカスタムとして、この先もバイクシーンを賑わせ続けることだろう。そして、それを駆るライダーは、自分のライフスタイルをいっそう輝かせるための工夫を、探し続ける旅に出るのである。それがこのバイクのライディングスタイルだ。

生きていくことそのものが旅。バイクに乗ることは自分の生き様になる。ロードホッパーに乗るライダーは、その理由を明確に持っていた。

生きていくことそのものが旅。バイクに乗ることは自分の生き様になる。ロードホッパーに乗るライダーは、その理由を明確に持っていた。

参加者

安部 敏さん

安部 敏さん

20代から30代は中型バイク。ひさしぶりにバイク復帰するのに大型免許を取得しスポーツスター XL883N アイアンに乗り出すが、走行フィーリングに納得がいかず、ロードホッパーに乗り換える。

飯野 法志さん

飯野 法志さん

以前はスポーツバイク乗り。ホンダ CB400が愛車だった。実はアメリカンモデルは全然興味がないのだが、ロードホッパーの独特なスタイルにはひと目惚れしてしまう。どうせ乗るならスポーツスターエンジンではなくてビッグツインをと思い、タイプ5を選ぶ。

牛窪 修さん

牛窪 修さん

実はハーレーのスポーツスター XL1200N ナイトスターも所有している牛窪さん、足に良いバイクを思い、ホンダのモンキーあたりを購入するつもりでショップを訪れ、目の前にあったロードホッパーに惚れて注文してしまったという。奥様も大賛成という羨ましい人なのだ。

鈴木 隆浩さん

鈴木 隆浩さん

1995年式 スポーツスター XLH883 をローダウンして乗っていた鈴木さん。コンパクトなカスタムが好きで新車のフォーティーエイトに乗り換えるが、そのおとなしい乗り味に納得がいかず、すぐに手放してロードホッパーを購入した。ダイレクトでハードな乗り味には大満足ということである。

中野 哲さん

中野 哲さん

1998年式 スポーツスター XLH883 から乗り換え。ロードホッパーの存在は、以前からなんとなく知っていたが、ショップで実際に目にし、そのスタイルに惚れこんでしまった。購入後、1年。かなり遠くまでツーリングに使用し、すっかり乗りなれている様子である。

取材協力

ユーメディア・ハーレー中古車センター

ユーメディア・ハーレー中古車センター

住所/神奈川県茅ヶ崎市今宿964
Tel/0467-57-3980
Fax/0467-57-3981
営業/10:00~19:00
定休/水曜 (祝祭日の場合は営業)
URL/http://www.u-media.ne.jp/

グリル&カフェ・バー LICKS

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住所/神奈川県厚木市妻田西3-28-27
Tel&Fax/046-222-7622
営業/
[平日] 11:30~15:30、19:00~24:00
[土曜] 11:30~15:30、19:00~26:00
[日曜] 11:30~15:30
定休/月曜
URL/http://www.bar-licks.jp/

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