栃木のカスタムショップ『手塚サイクル』がデモ車として手がけたスポーツスター、購入の動機はずばり「ひと目惚れ」とのこと。確かに店頭に飾られていれば、間違いなく目を引くチョッパースタイルと言える。これならば「友達に付き合ってバイクを見に行ったのに、自分が買ってしまった」というのも無理はない。
マスタングタンクに加工したショートフェンダー、ジンギーズのサドルシート、コンパクトなヘッドライトにベビーエイプバーと、チョッパースタイルを形成する上で王道とも言えるパーツを取り入れた。さらにフォークブーツやダンロップ TT100などをチョイス、クラシカルなテイストを演出している。車体のベースカラーはハーレーらしさと落ち着いた雰囲気をミックスさせたキャンディタンジェリンとし、アバロンフレークを含んだフェザーラインで往年のイメージを醸すことに成功。
好バランスという点で注目すべき1台と言っていいだろう。「今後はインジェクションの移設やシート、ヘッドライトの交換など、さらにコンパクトにまとめたいと思っています。パーツ選びのポイント? 自分がカッコいいと思うものを選ぶようにしています」とのこと。オーナーのセンスと手腕が、さらにこのスポーツスターをスタイリッシュに昇華させる。