1976 SHOVEL(Freestyle motorcycles)
アウトサイドな雰囲気を漂わす
チョッパー×パイレーツ
シンプルかつコンパクトな車体にまとめられたチョッパーは、愛知県豊橋市のフリースタイルモーターサイクルズによる1台。イメージは“海賊(パイレーツ)”とのことで、外装やフレームにエメラルドブルーを採用。スカルとフラッグをあしらったグラフィックがさらに雰囲気を高めている。しかし、これはあくまでもこのマシンの大まかな見どころ。細部をよく見ると、このチョッパーがいかにこだわって作られているかがよく分かる。
例えばフレームはシンプルなリジッドタイプなのだが、じつはオイルインフレームとなり、シート下などをスッキリと見せることに成功。また、スプリンガーフォークとハンドルバーのラインを一体化させることによって、流麗なラインを描いている点も見逃せない。フューエルタンクの造形やシートの美しさ、テールランプと一体化となるリアフェンダーステーの意匠性などは言わずもがな、である。
元来チョッパーも海賊もアウトローなイメージがつきまとうもの。と同時に、場合によっては豪奢な装飾も不可欠である。このマシンは美しいフォルムにオンリーワンの装備とギミックを内包した、まさに陸の海賊船。“チョッパー乗り”という、現代の傾奇者が乗るに相応しい1台だといえよう。
一見すると極シンプルなリジッドフレームだが、オイルタンクをフレーム内に装備。これによって、よりコンパクトな車体周りが作成可能。シンプルなシルエットに凝ったギミックを搭載した唯一無二のチョッパーとなっている。
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シンプルなハンドルバーだが、じつはフロントフォークと繋がっており、美しいシルエットの一因となっている。
定番とは異なるルックスを持つスプリンガーフォーク。オールド感を醸しながらも独自の個性を強く放つ。
フューエルタンクはワンオフで制作。ハンドメイド感溢れるセンターコンソールやペイントなど、見どころは多い。
フレームからはオイルラインが伸びる。ハンドルグリップとイメージを統一したステップ周りにも注目したい。
マフラーは美しいアールを描き、絶妙な短さでエンドを迎える。フロントシリンダーからのマフラーは左出しだ。
小振りなテールランプはそのままフェンダーステーとなっており、マシンに高い意匠性を与えている。
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