PAUGHCO EVO RIGID(T-SPORT MOTORCYCLE)
老舗メーカーのマシンに
新たな命を吹き込む
チョッパー、とりわけオールドスクールファンならば、パウコ社の名を知らぬ者はいないだろう。1969年に創業を開始し、今なお精力的にパーツをリリースする老舗であるが、同社のコンプリートマシンをベースに、T-SPORTが更なるブラッシュアップを行ったのがここに紹介する一台だ。
基本スタイルは70年代あたりを思わせる物であり、特にフロントに装備されたデュアルのスクエアヘッドライトなどにその特徴が見られるが、搭載されているエンジンは走りを重視したH-Dのエヴォリューション。S&S製Eキャブを組み合わせ、 V ツインの鼓動感とトルクフルな走りが楽しめる仕様となっているが、しかし特筆すべきはそのルックス。T-SPORTによって行われたこの塗装は、一見相当年期が入っているように見えながら、実はツヤ消しのダメージペイントなのである。エンジン、そして外装パーツのほとんどは新品でありながら、その雰囲気はまさに長年走り込んだチョッパー。これはなかなかに斬新なアイデアであろう。
ワイルドエンジェルなど古きアメリカのB級バイカームービーに憧れ、年代物のチョッパーに乗ってみたいが、しかし機械的なトラブルは避けたいし走りの面も重視したい。そんな貴方ならば、このようなマシンを選んでみてはいかがだろう。
見るからにオールドスクールテイストが漂うスタイルだが、搭載されるのはエヴォリューション。オープンプライマリーなどチョッパー的要素はしっかりと装備されている。
カスタムの詳細をチェック!
70年代チョッパーの証ともいえる縦2連のスクエアヘッドライト。フロントフォークは35ミリ径のタイプを装備している。
プルバックハンドルは多少ナローでホールド感も良好。フットクラッチ&ハンドシフトのため、クラッチレバーは装備されない。
シートもまたT-SPORTオリジナル。それぞれ革のカラーリングを変えることで存在感を高めているあたりにも注目してほしい。
古今東西、チョッパー定番のカスタムパーツであるオープンプライマリー。こちらはプリモ製の2インチベルトを用いている。
マフラーはT-SPORTオリジナルのビンテージサイレンサー。取り回しの荒っぽさがまた往年のチョッパー的雰囲気を盛り上げる。
近くでじっくりと見ない限り、これがまっさらなペイントだとは誰も気づかないだろう。手間隙かけた見事な仕上がりである。
SHOP INFO.
住所/東京都練馬区錦2-12-17
電話/03-3931-0410
FAX/03-3931-0410
営業時間/9時~19時
定休日/土曜日