スポーツスターの現行ラインナップにあるXL883Lは、全後輪が以前のモデルから変更され、ガソリンタンクも大型化された新時代スポーツとなっているが、この2010年までのモデルはスポーツスターのスタンダードだった前輪が19インチ、後輪が16インチというホイールサイズで、リアサスを短くしただけのローポジションという、言わば初心者用としても考慮されたモデルだった。
ロー&ロングなそのシルエットは、都会的にバイクを乗り回す若者にも人気があったが、そんなローモデルをベースにモーターガレージグッズはクラシカルなカフェレーサーを製作した。
このショップは2001年にオープン。パーツの販売や国産のストリート系バイクのカスタムなどが得意だが、2013年の春から、ハーレーのインジェクションチューニングやカスタム、パーツ販売も開始。このカスタムはパーツ販売も視野に入れた試作車として製作されたものである。
姿勢を低くした小型のカウリングやシートカウル、バックステップなどはすべてグッズで製作されたもの。デザインのイメージは、ヨーロッパのカフェレーサーである。取り付けられているパーツは試作品もあるが、将来的には販売される予定もあるだろう。
マフラーはすでに販売されているグルーミングワークスという自社ブランドである。生産拠点も国内として、最高の品質を確保している自信作である。