シンプルながら大胆に手を入れた
レーシングスタイルのフォーティーエイト
本来のスタイルを大きく崩すことなく、レーシーな雰囲気を全面に漂わせるフォーティーエイトが登場した。手がけたのは福島のディーラー ブイモンスター。「元々カッコいいモデルなので、あまりカスタムをするつもりはなかったんですが」とはオーナーの弁だが、クロームコンサルタントと話し込んでいるうちにさまざまなプランが生まれてきて、この姿へと変貌したのだと言う。
目をひくのはタンクグラフィック。オーナーより「タンクはホワイトにしてほしい」という要望を受けたが、「白は膨張色なので、黒いフォーティーエイトとどうバランスを取るか、割りと悩んだ」と担当者を苦労させた部分でもある。ちなみによく見ると、フォーティーエイトの代名詞であるピーナッツタンクを大胆にも取り外し、汎用型のシャープなフューエルタンクに交換。この違和感のないまとめ方もコンサルタントの手腕と言えよう。
鋳物パーツメーカーFORKのカバーやワッフルグリップ、ナンバープレートのサイドマウント、オーリンズ製リアサスペンションなど、“気のきいた”ポイントを押さえている特別仕様のフォーティーエイト。一見シンプルに見えつつも、目を凝らせば思わず唸ってしまうカスタムに脱帽するばかりだ。
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大神戸共栄圏のワッフルグリップ。ダーティ&ヴィンテージ感がこうして似合うのもフォーティーエイトの良いところ。
H-D純正のスモークレンズ。ダーク感を強めるのはもちろん、ウインカーを目立たなくさせてレーシーな感じに。
レーシングデカールデザインでまとめられたフューエルタンク。タンクも汎用型に交換するなど、大胆な手入れだ。
ヴィンテージ感を演出するダイヤステッチソロシート。タンクやリアエンドとのシルエットを美しく形成する。
ダークにするならブラックのエキゾーストカバーだ。ベルトガードとともにパンチアウトされたデザインが秀逸。
レーシーなのは雰囲気だけではない。オーリンズ製リアサスペンション S36Eを取り入れて足まわりも強化している。
FORKのダービーカバー 7 Fin。近年人気が出てきているアイテムで、現行ハーレーにもぴったりと似合うデザインだ。
ちょっとした荷物を入れるのに大いに役立つ純正のスポーツスター用バッグ。本モデルではここにETCを収納している。
車検対応だというH-D純正のナンバープレート サイドマウントステー。ナンバー灯も備わっているスグレものである。
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