ショップの哲学が詰め込まれた
ロッカーズ スポーツスター
大阪のモーターガレージグッズと言えば、SRやエストレヤなど国産クラシック系バイクのカスタムで知られており、なかでも代表 丸本浩史氏のカフェレーサースタイルへの造詣の深さから、同ショップの名を聞くとカフェレーサーをイメージする人が少なくない。
そんなグッズが、スポーツスターのカフェレーサーカスタムを手がけるようになった。ビキニカウルをまとったグッズのデモモデルは2013年の大阪モーターサイクルショーにも出展され、当サイトでも紹介したことがあるが、今回の一台はシンプルに作りこみながら同ショップの特色が全面に打ち出されたカフェスポーツとなっている。
汎用のセパレートハンドルとグリメカ製スイッチボックスという組み合わせは相性バツグンで、コックピットはもちろんフロントからのビューワーもすっきりとした印象を与える。ワンオフ製作というシートカウルとノーマルステップという設定から、窮屈なライディングポジションを想像してしまうところだが、実際にまたがってみるとかなりゆとりがあることに驚きを覚える。走行時の攻撃的なスタイルも魅力で、ロッカーズファッションが違和感なく似合うに違いない。
スポーツスターとカフェスタイルのマッチングがいかに高いか、という点を証明する一台には、グッズのカスタム哲学がしっかり詰め込まれている。
カスタムの詳細をチェック!
39φ汎用型セパレートハンドルにグリメカ製マスターシリンダーという組み合わせは、ヴィンテージ感とともに見た目もスッキリとさせる。
ワンオフ製作されたというシートカウル。スポーツスターだからこそ似合うスタイルで、リアエンドのビューワーが決定的な違いを生む。
フロント19 / リア16という基本構造は変えず、前後ともホワイトリボン入りタイヤに。定番ながら、ヴィンテージカスタムには欠かせない。
全体的なバランスを見ると、やはりエアクリーナーはコンパクトにせねば。スタイリングと合わせて見比べると、ここが重要なポイントだと気付く。
Nice! Motorocycle製サイドターンアウトマフラー。チョッパーテイストあふれるパーツながら、カフェレーサーのフォルムに違和感なく溶け込む。
ローダウン カスタムの定番商品であるプログレッシブ製11インチ リアサスペンション。こちらもスタイリングカットを合わせてご覧いただきたい。
剛性という点で申し分ない純正プーリーとベルトドライブはそのままに。チェーンドライブという選択肢はあえて保留としているのか。
グッズ オリジナルのナンバープレート サイドマウントステー&テールランプ。シートカウルの存在意義を高めるパーツチョイスだと言える。
SHOP INFO.
住所/大阪府豊中市利倉1-2-20
電話/06-6865-4001
営業/10:00~19:00
定休/無休