約3ヶ月の製作期間を経て変貌を遂げた XL1200R。ウェブにてレポートしてきた Virgin HARLEY .com 編集部員ジャージーのカスタム製作記 「実践!フルカスタム」 の特別編として、この「プロが生んだハーレー」にてお届けする。
「ストリートドラッガー」というジャージーからの要望を受け、TRAMP CYCLE ビルダー長岡 守がプランニング。まずは細かな加工作業によりタンクをローマウントし、インジェクション車のカスタムにおいてネックとなるフレームと配線に手を加えることなく、タンク下部のクリアランスを埋めることに成功した。さらに前後ローダウン&ブラックアウトされたホイール等との組み合わせで、ダークテイストのドラッガーとしてフィニッシュ。製作者曰く「もっとも時間を要した」というブルーグレーとも言えるカラーが都会的なイメージを醸し出している。
ライディング性能についても抜かりなし。フルチタンマフラー“デュアル”やライトプーリー等で約20キロの軽量化を図る。さらにハイフローエアクリーナーがエンジン性能をさらに引き出し、ノーマルとは比べものにならないほどの高速域での巡航性能を実現。ダンロップ K300GP を装着し、グリップ性能も格段に向上させた。
ストリートドラッガーというテーマに基づいて生み出された攻撃的なこのマシンからは、鈍重なハーレーのイメージが完全に払拭されている。が、走行性能のさらなる向上を目指し、今後もカスタムプランが目白押しだそう。