「この人がいなければ、今のハーレーのカスタムはなかった」と誰もが認める“マスター・オブ・カスタマイザー”ことアレン・ネスが、同じく希代のカスタマイザーである息子のコーリー・ネスとともに2013年の名古屋JOINTSショーを訪れたのは記憶に新しい。
彼らを招待したのはH-D専科のパーツサプライヤー、スズキ&アソシエイツ。そして同社のブースに展示されていたのがソフテイルベースのこの一台だ。コーリー・ネスがデザインを描き、カスタムファクトリー・ノイズ が製作を担当し、サードアイ がペイントを施したという豪華絢爛なトリプルネームによるスペシャルワンなのである。
ワンメイクもしくはネス製のパーツが全身に奢られており、フロントには23インチホイールを履くべく6度レイクトリプルツリーを採用。さらにペイントに覆われており目視では確認できないが、最新のカーボンコンポジット製フロントフェンダーを装着している。さながらアレン・ネス製品のショーケースであるこのマシンが会場で衆目を集めていたのは言うまでもない。