VIRGIN HARLEY |  1991年式 FLSTFフルカスタム

1991年式 FLSTF

  • 掲載日/ 2013年09月17日【フルカスタム】
  • 執筆&撮影/佐賀山 敏行
1991年式 FLSTFのフルカスタム画像
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EVOソフテイルだから
できるこの雰囲気!

リジッドフレームを思わせるシルエットを持つことで、登場以来圧倒的な人気を誇るのがソフテイルファミリーのモデルである。現行モデルではエンジンの排気量アップとそれに伴うバランサー装着など、ハイパワー&重装備によって車格も大きくなっているのだが、ご覧のEVOソフテイルだとフレームは細くてコンパクト。だからこそ、ヴィンテージルックが非常に良く似合う。

このマシンを製作したのは、広島県に拠点を置くファクトリー R54。ハーレーだけでなく、SRやXS650、ロイヤルエンフィールドに国産アメリカンモデルなど、幅広い車種を取り扱うカスタムショップである。

そんな同店がこのEVOソフテイルに与えたテーマが、「パンヘッド風カスタム」。巨大なサドルシートにリアキャリア、FLH タイプのフロントフェンダーにリアはリジッドフェンダー、そしてフューエルタンクはやや小振りな3.5ガロンのものを装備することで、その雰囲気を完璧にしている。オールド感あふれる外装ペイントは、K.B.Iが担当。このカラーはリジッドのパンヘッド(いわゆるハイドラグライド)には存在せず、サス付フレームとなったデュオグライドに採用されたもの。しかし、ここはあえて「完全なレプリカ」にするのではなく、同店やオーナーが「カッコいいと思うものにこだわった」という。そう、カスタムとはもともと自由な発想で行われるもの。レプリカといえども、やはり基本にあるべきは「オーナーの個性や好み」なのだ。

クラシックモデルには外せないキックペダルを備えているのも注目すべき点で、これによって既製の2in1マフラーが装備できなくなったため、じつはマフラーをワンオフ製作。細かな箇所にも決して抜かりはない。

EVOソフテイルだからこそ作れるこの雰囲気。まさに脱帽、である。

1991年式 FLSTFのフルカスタム画像

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カスタムの詳細をチェック!

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緩やかなアールが特徴のアーリースタイルバーをチョイス。自然なライディングポジションが、このマシンにはじつによく似合う。
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純正ソフテイルよりも小振りな3.5ガロンタンクを装備。往年のFLタイプのタンクも、じつは非常にコンパクトなサイズだったのだ。
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シートポストと巨大なサドルシートの組み合わせは、いかにもクラシカルなイメージだ。ホールド感も上々である。
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リアフェンダーはスイングアームに固定することで、リアサスをリジッド化することなく装着。ソフテイルの乗り心地を見事に確保。
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ベースはファットボーイなのだが、ディッシュホイールをスポークに換装することで、その雰囲気をガラリと変えることに成功している。
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ミクニの高性能キャブレター「HSRφ42」を装備。クラシカルな見た目とは裏腹に、EVOならではの高いパワーを発揮する。
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ヴィンテージ感を多いに高めてくれるのがキックペダル。もちろん、セルなどに不具合があったときにも大活躍してくれる装備だ。
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フレームにはブルーとレッドのピンストライプが入れられる。純正かと見紛うマシンのちょっとしたカスタム心だと言えよう。
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キックペダルに対応させるため、2in1マフラーは同店がワンオフで製作。スタンダードながらも、じつはコダワリが詰まった逸品なのだ。
SHOP INFO.
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