FXSTB ナイトトレインがデビューしたのは、まだエンジンがエボリューション時代の 1995年式 年。ソフテイルシリーズの中でも個性的で人気の高いこのモデルは、カスタムベースとしても優秀で、これまでもさまざまなモデルが作り上げられてきた。
名前が示すように、ブラックとクロームが織りなすコントラストを生かしたカスタムを制作する上で、これほどマッチしたモデルは他に存在しないだろう。そのシルエットはニューモデルになっても不変であり、今回のカスタムもまた、オリジナルの個性をよりうまく強調した出来栄えとなっている。
ハーレーダビッドソンシティ川越は、ハーレーダビッドソン ジャパン主催のカスタムコンテストに毎年入賞するような優秀なモデルを制作しているディーラーで、この１台もまた新しさに満ち溢れたテイストが特徴的である。
全体のシルエットはモダンでオーソドックスなイメージすら感じられる。流れるようなラインはガソリンタンクのグラフィックやホイールの選択。そして何よりも、小物に気を抜かない徹底したモディファイがセンスの良さを引き立てている。
カスタムの方向性には二通りあって、一つはオリジナルを壊すこと。そしてもう一つはオリジナルの良さをより個性的に引き出すことだ。このナイトトレインは、後者である。ただし、近付くと大幅にモディファイされているので、そのフィニッシュの見事さにため息が出てしまう。
倒立フォークと 23 インチホイールの選択がこれほど素直にマッチングしていると、つい他の場所に目が奪われがちで、ドイツのパーツメーカーであるネオフュージョン製ヘッドライトも、個性的な印象を強調している。
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