デザイン性を煮詰めた
ハイエンドなロッカーC
純正ハイテクモデルであるロッカーCがベースとなった真っ赤なソフテイル。緻密な計算の下に全体のスタイリングを見直しているが、ポイントとなるのはストレッチ加工を施したワンオフのフューエルタンク。ヘッドパイプからリアアクスルへと伸びるメインフレームのラインに合わせ、タンク形状やマウント位置を再考することで、スタイリングが一気にレベルアップした。メーカーができなかったデザイン細部の詰めを行った形だ。もちろん他にも細かに変更を加えているが、フレーム、スイングアームの変更なし (=大改造なし) にロッカーCがここまで生まれ変わるというのは、とても興味深い。300 と 240 というファットなリアも迫力だが、細部の見飽きない作り込みにこそ TRIJYA のセンスが満ちている。
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ライザー一体のハンドルバー。滑らかなラインを描き、質感の高いペイントとともに上品にまとめる。センター部分をつなぎ剛性を確保。
トリプルツリーは TRIJYA オリジナルの刻美ワイドトリプルを使う。フレームのヘッドパイプに対し5度レイダウンすることで、インチアップしたフロントホイールの高さ分を補う狙いだ。また同時にフォークスパンもワイド化されるため、リアにワイドタイヤを履かせる場合にはセットで組む例が多いと言う。ティアドロップなヘッドライトは NESS 製。
この角度から見るとフューエルタンクのストレッチ具合がよくわかる。タンクセンターのコンソール部にはデジタルメーターとインジケーターをセット。コンパクトで目立たない。
コントラストが効いた 21 インチの PM 製ホイール。ホイールデザインに合わせたローターも PM 製。フォークアウターに合わせて、フロントアクスルシャフトは刻美のポリッシュ済みオールステンに変更。細部までぬかりない。
リアフェンダーのデザインにあわせたフロント。
メッキスイッチに合わせたグリップも刻美モデル。アルミ製の軽い仕上がり。
ワンオフのリアフェンダーは、深くえぐることで 240 タイヤをあえてむき出しに。えぐれ部分に、LED 製のテールランプとウインカーを埋め込んでいる。
フォワコンもトライジャの刻美モデルを使う。
コンソールに埋め込まれたデジタルメーター。インジケーターとともに、小さくシンプルにまとまる。
エンジンはストックだが、コンピューターをサンダーマックスに変更。エアクリーナーは刻美の Vesta を使い、吸入空気量をアップさせている。
緻密にデザインされた刻美のダービーカバー。
ストレッチタンクに合わせデザインし直した、専用シート。赤い部分をヘビ柄にし渋く仕上がりに。オイルタンクはストックだ。
マフラーは TRIJYA 製の PYO 改。エキパイカバーにマフラーエンドのリングがアクセントである。うねるような取り回しだ。
リアホイールも PM 製で、径 18 インチ、幅 8.5 インチの迫力。ローターも同じデザインの PM を採用する。
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