2000年からスタートした東京発信のアパレルブランド「RUDE GALLARY」。その10周年を記念して組み上げられた HIDE MOTORCYCLE × RUDE GALLARY のコラボレーションモーターサイクルがこの一台だ。1968年式のアイアンスポーツをベースに RUDE GALLARY をイメージし、タイト、且つグラマラスなカフェスタイルに仕上げられている。
Ｋフレームに搭載されたストックモーターにはショートファンネルがセットされたＳ＆Ｓショーティーを装着。さらにクローム加工後にブラスト処理されたドラッグパイプ、フェアバンクスマグが取り付けられている。フロントフォークはロワードされたセリアーニオールドGP35Φ。ホイールにはフロント19／リア18インチのボラーニリムがセットされている。絞り込まれたナローバーとセットバックされたステップが生み出すポジションは、作り手自らのライディングフォームから見て取れるように、カフェスタイル特有のスピードを予感させるものである。
外装の要、フューエルタンクは伊国の小型オートバイ用タンクをモディファイ。グラマラスな造型はそのままにトンネル部を加工し、ロッカーカバーに覆い被さるようローマウント。これはタンクアンダーパネルとシートカウルのラインをストレートに設定し、カフェスタイルならではの直線的フォルムを手に入れるための加工である。ナロードされたレールに装着されたシートカウルのラインにも注目したい。絞り込まれたフューエルタンク上面のラインと、シートレールのラインが見事に同調していることが分かるだろう。
HAND OF QUALITY
妥協を排し、ハンドメイドにこだわり続けるカスタムビルダー HIDE。その思いは RUDE GALLARY も同じであり、このコラボレーションカスタムこそが、その証と言える。今まさに、ふたつの思いが重なった瞬間である。
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