100周年モデルの2003年式FXDLローライダーをベースに、神戸の奇才ナイス!モーターサイクル総帥、カルロスボヘミアン岡田氏の手により、ライトカスタムが施されたマシンを紹介しよう。
まず驚きは、その車高である。フロントはナイスオリジナルのH150強化スプリングにより極限までローダウン。リアはストックスタイルの11インチショックを装着し、まさに地を這うようなスタイリングを入手。ボヘミアン曰く「ローライダーは車高ベタベタでローライダーで御座います。美し過ぎて申し訳ありません」。この言葉どおり、下のストックモデルと比べればその差は歴然。
さらにオリジナルミディアムフェンダー&ショートボブフェンダーを装着し、FXWGワイドグライドのようなフォルムとしている点もボヘミアンのこだわりだ。プルバックライザー&スリムドラッグバーとシャープなオリジナルスリムシートが形成するポジションは、チョッパーライクなもの。ツインカムモーターはストックながらもナイスのヒットアイテム、5インチエアクリーナーカバーにバンス&ハインズ製ドラッグパイプ、イグニッションにも手が加えられ、弾けるようなサウンドとともにトルクフルな走りを実現している。ボヘミアンの手腕が存分に発揮された究極のローライダーである。