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スポーツスターをボルトオンパーツでクラシカルなゼロスタイルに
    取材協力/プロト  取材・撮影・文/木村 圭吾  構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
    掲載日/2013年5月22日
新車で手に入れられるリジッドバイクが『ロードホッパー・タイプ1』だ。
そのクラシカルなテイストをスポーツスターで気軽に楽しむためのパーツが、『ゼロエンジニアリング』ブランドから登場した。

スポーツスターをボルトオンパーツでクラシカルなスタイルに
イメージは『ロードホッパー・タイプ1』

1992年にプロトの事業部のひとつとして開業されたのが『ゼロエンジニアリング』だ(カスタムショップとしては現在独立して運営)。エンジンを強調する低く構えたグースネックのスタイリングは「ゼロスタイル」と呼ばれ、高く評価されている。日本国内のみならずアメリカにおいても、さまざまなショーで受賞を果たし、映画『アイアンマン』でも車両が使用されるなど、ゼロスタイルは世界規模でも幅広く評価され、認知されている。

 

ゼロスタイルを量産車として形にしたのが、プロトの『ロードホッパー』だ。そのタイプ1をイメージさせるハーレー用カスタムパーツの展開が、ゼロエンジニアリングブランドとして、このたび始まったのである。

 

コンセプトは、気軽にスタイリングの変化を楽しめること。だからハードカスタムのように “切った貼った” の世界とは無縁だ。ノーマルと置き換えるだけのボルトオンで仕上げられるのが特筆すべき点で、ハーレーをベースに、クラシカルなゼロスタイルを誰でも楽しめてしまうのだ。

 

基本となるのは、ハンドル、シート、テールランプとそのステー。この3ヵ所がノーマルからゼロエンジニアリングパーツへ置き換わるだけでも、大幅なイメージチェンジが図れる。前述のように、加工は一切必要が無いボルトオン。特にテールランプは、換装することでウインカーの選択範囲も広まる。また、ハンドルスイッチはロードホッパーで採用されている物であり、ハンドル周りをシンプルにまとめることができる。マフラー、ブレーキなどのパーツを変更すれば、基本性能を向上させる事も可能だ。さらに先へ進めて、ロードホッパーの世界に足を踏み入れてみるのも、また一興だろう。

BRAND INFORMATION

プロト

住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5
電話/0566-36-0456
営業時間/9:00~18:00(月曜~土曜)

国内最大級の二輪用パーツメーカー&ディストリビューター。世界各国からさまざまな特色あるアイテムを輸入すると共に、同社の手によって開発されたオリジナルパーツも多数展開している。

モチーフとなっているロードホッパーの外観的な特色のひとつに “スリムさ” がある。それをスポーツスター(こちらの車両は XL1200X )でも感じさせることが、パーツを開発する際のテーマだった。それもフォークのスパンを変更するなどの大掛かりなことはせず、ボルトオンが前提だ。そのために、例えばハンドルであれば多くの試作品で形状が検討され、ルックスだけでなく、実際のライディングにおける快適性にも配慮されている。

クラシカルなロードホッパーイメージを高めるパーツ群

※表示価格はすべて税込

  • ゼロエンジニアリング オールドプルバックバー(9,450円)
    幅と高さを緻密に検討されており、絶妙なライディングポジションを実現。純正のスイッチボックスが装着可能なディンプル加工済みタイプも設定されている。画像はブラックメッキ(クロームメッキもあり)。

  • ゼロエンジニアリング ソロシートマウントキット(1万8,900円)
    スプリングがクラシカルな印象を与えるソロシート。2010年以降のスポーツスターにボルトオンで装着が可能。座面にはEXGEL(エクスジェル)が挿入されており、長距離、長時間走る際の身体への負担を軽減。※ソロシートEXGEL入りは別売り(2万9,400円)

  • ゼロエンジニアリング オールドテールランプステーセット(3万450円)
    リアフェンダーの加工なしでオールドテールランプが取り付け可能な専用セット。これにより、社外ウインカーの同時装着も可能に。テールランプはロードホッパーにも使われている物で、素材はガラス製だ。※オールドテールランプは別売り(1万4,700円)

  • ゼロエンジニアリング ハンドルスイッチキット(4万4,100円)
    ロードホッパーに採用されているスイッチが、カプラーオンでスポーツスターに装着可能。スイッチ類の位置は純正同様なので、変更しても操作に戸惑うことはない。オプションでブラススイッチプレート(3,675円)も用意されている(左右セット)。

  • ゼロエンジニアリング ハンドルスイッチキット(4万4,100円)
    ロードホッパーに採用されているスイッチが、カプラーオンでスポーツスターに装着可能。スイッチ類の位置は純正同様なので、変更しても操作に戸惑うことはない。オプションでブラススイッチプレート(3,675円)も用意されている(左右セット)。

  • ベルリンガー φ17.5 ラジアルマスター ストリート4フィンガー(5万7,750円)、ワイヤークラッチホルダー(3万9,900円)
    アルミ削り出し+アルマイト処理のフロントブレーキ用ラジアルマスターとワイヤークラッチホルダー。性能もさることながら、リザーブタンク一体型のコンパクトな設計。ハンドル周りをスッキリと見せる効果は絶大。

  • ベルリンガー φ17.5 ラジアルマスター ストリート4フィンガー(5万7,750円)、ワイヤークラッチホルダー(3万9,900円)
    アルミ削り出し+アルマイト処理のフロントブレーキ用ラジアルマスターとワイヤークラッチホルダー。性能もさることながら、リザーブタンク一体型のコンパクトな設計。ハンドル周りをスッキリと見せる効果は絶大。

  • ベルリンガー 6ピストンキャリパー ブラック(7万350円)
    定評のあるベルリンガーの6ピストンキャリパー。車種専用設計のため、装着にあたってキャリパーサポートは不要。アルミ削り出しで軽量ながらも高い剛性を得ている(写真は別売りのAERONALディスクを装着)。

  • プログレッシブ リアショック430シリーズ ブラック 11インチ(6万9,300円)
    クラシカルな雰囲気をスポイルしないプログレッシブのリアショックユニット。上下にはデザイン性の高い切削加工+アルマイト処理のカバーも装着されている。ルックスのみならず、性能も純正以上だ。

  • バンス&ハインズ V02 エアインテイク ネイキッド ブラック(1万7,535円)
    よりクラシカルな印象を与えるバンス&ハインズのエアフィルター。こちらの車両では、オプションのスカルキャップが装着されている。

  • バンス&ハインズ RSDトラッカー 2-1(10万1,535円)
    ハーレーカスタムで最も注目されているブランドのひとつ、RSD(ローランドサンズデザイン)とバンス&ハインズのコラボレーションモデル。2-1の集合形式となっており、スチールのブラック塗装仕上げ。

  • エイボン セイフティマイレージ マークII 5.00-16 TT 69S(2万5,200円)
    こちらの車両では、前後のタイヤをロードホッパーと同じエイボンに変更。5.00-16のサイズで、ハイト(高さ)がクラシカルなイメージを演出している。

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