若かりし10代のころ、プロライダーとして全日本モトクロス選手権に出場していたという木原 政樹。3才でバイクに乗りはじめ、5才で初レース、そして16才でプロライダーになったという生粋のライダーである。プロライダーを引退後は長い間バイクから遠ざかっていたが、今から8年ほど前にハーレーショップを営む友人の影響でハーレーに関心を持ちはじめ、1999年式のFXDLローライダーを入手。以後、1976年式FLHのフルドレスを経て、2年前に1948年式EL、通称「ヨンパチ」を、さらに1952年式WRを船場モータースで手に入れ、現在に至っている。つい先日の千里浜サンドフラッツではWRを駆り、準決勝まで進出を果たしている。
「ツインカムからはじまり、ショベルヘッド、パンヘッドと、どんどん古いモデルに惹かれていって、まさに時代を遡っている感じですね(笑)。古いモノの魅力は、そのフォルムとエンジンのテイストだと思います。私は純正のスタイルが好きなんです。純正スタイルのハーレーは、すごく紳士的なイメージですよね」
静岡県在住の氏は、休日には富士山周辺をゆったりとこのヨンパチで流しているという。撮影時に履いてきていただいたウエスコブーツは、シャフトとバックステイ、ストラップにウエスコ初となるゴートスキン(山羊)を使用した2016 JAPAN LIMITED MODELで、はじめて手に入れたウエスコブーツがこのモデルだったという。
「船場さんでパンヘッドを購入したとき、お店で偶然知り合った方と意気投合して、歩いてウエスコ大阪まで行くことになったんです。そこではじめてウエスコジャパンの岡本社長にお会いして接客していただき、その人柄に惚れて、ウエスコのファンになりました。足幅や甲の高さも選ぶことができるウエスコブーツはフィット感が抜群で、もう他のメーカーのブ−ツは履けませんね。バイクに乗るときは必ずウエスコを履いています。普段履きはもっぱらロメオですね。やっぱりウエスコとビンテージバイクは最高の相性だと思います。もちろんライディングギアとしての機能面も申し分ありません。他メーカーのブーツにはない履きやすさとワークブーツとしての堅牢さ、あとウエスコはデザインの良さも群を抜いていると思います」