2020年式のスポーツスター・フォーティーエイトを愛機に持つ女性ライダー、山越有加里。足つき性がよく、コンパクトなハーレーが欲しかったという理由でフォーティーエイトを新車で手に入れた彼女であるが、大阪のトランプサイクルでカスタムされた現在の姿にフォーティーエイトの面影は一切ない。
「フォーティーエイトには1年くらい乗っているんですが、ちょこちょこカスタムしてタンクはこれで2個目なんです。実は今日、カスタムが仕上がったばかりで、さっきトランプさんから引き取ってきたところなんです。タンクのオークリーフはカスタムペインターのシェイキンさんに描いてもらったものなんですよ」
ブラシで描かれたこのオークリーフ、さすがのシェイキンクオリティーである。フォーティーエイトの以前はBMWのRナインティーに乗っていたというが、免許を何も持っていない状況で普通二輪から大型二輪免許までを一気に取得。その後クルマの免許を取りに教習所へ通い出したというアクティブな一面を持つ彼女にバイクの魅力について聞いてみた。
「普通に自転車には乗れるからバイクも行けるだろうという短絡的な考えでしたね(笑)。いろいろあって教習所を転校するという、ちょっとしたアクシデントもありましたが……(笑)。バイクの魅力は風とかその土地の匂いなんかをダイレクトに感じられることだと思います。だから街中より、海沿いや自然の中を走ったりする方が好きなんです」
そんな彼女が愛用しているウエスコブーツは、プルオンブーツのモーターサイクルパトロールで、こちらもフォーティーエイトと同じでまだ仕上がったばかりだという新品に近い状態だ。
「このモーターサイクルパトロールの他にボスやウォーレンなど、あと4足持っているんですが、カジュアルなイメージで履けるプルオンブーツが好きなんです。編み上げブーツは少しハードなイメージがするので……。ハーレーに乗るときは100%ウエスコです。バイクギアとしてもウエスコブーツは信頼していますから。バイクに乗るファッションに合わせて、その日履くブーツを選ぶという感じですね。ウエスコは本物志向、ハーレー乗るんだったら、本物のワークブーツ、ウエスコ履くしかないでしょ! と思っています」