それがウエスコブーツですから
ウエスコジャパンでソールの張り替えやリペア、接客を行うキャリア4年目の戸髙正也。以前はハーレーディーラーのメカニックとして現行モデルを中心に車両のメンテナンスや修理を行っていた。そんな彼の愛機は1969年式FLHをベースにしたアーリーチョッパーである。三重県の自宅から東大阪のウエスコジャパンまで往復150キロをこのアーリーで通勤しているというから驚かされる。ストックのエンジンにEキャブ、点火はモーリスマグ、アップスイープのマフラーとエッグタンクがスタイリングのポイントとなっている。
現在彼が愛用しているウエスコはシューレースブーツのジョブマスターである。「このジョブマスターは2年近く履いています。ブラックのラフアウトでライニングもブラックです。ハイトは8インチ、セミレース・トゥ・トウでソールはタウンユースに最適な4014番を取り付けています。こだわりはジャパンリミテッドのネイビーのハードウエアとキングブルーのステッチですね。ブラック&ブルーのコントラストが気に入っています」。
「はじめてジョブマスターを履いたとき、そのホールド感に驚いたのを今でも覚えているんですよ。最初は革が少し硬く感じましたが、すぐに馴染んできてもう手放せないブーツになっています。プルオンブーツのボスも持っているんですが、シューレースのジョブマスターと比べるといい意味でのルーズさがあり、脱ぎ履きも楽なので気分によって履き分けています。ウエスコが体の一部、仕事を含めると生活の一部になっているような感じですね。
お客さんの好みを具現化し、また自分からの提案でブーツを作り上げていくわけですが、メカニック時代の仕事と似ているところがあるんです。気がつけば2~3時間、接客していることもあります。革は生き物なので、どんどんオーナーの足にフィットしていくのでガンガン履いて欲しいですね。そんなブーツがソール交換やリペアに入ってくると、すごく嬉しい気分になります。ハードに履くのがワークブーツの正しい使い方、それがウエスコブーツですから」