きっとウエスコは履いてなかったと思います
大阪の松原市でハーレーをメインに国産旧車、そしてオールドカーのメンテナンス、及びカスタムを手掛けるT・M FACTORYを営む森田俊信。ひとりでショップを切り盛りする彼は毎日忙しい日々を過ごしている。1952年式のポリス仕様のFLボッバーを足にする彼は自宅から片道20kmほどの道のりを毎日このパンヘッドに乗ってやってくるというハーレー乗りでもある。排気量1200ccのストックエンジンにリンカート&マグネトー仕様の愛機のポイントは、リア15インチの四輪用グッドリッチタイヤである。オールドカーも手掛けるT・M FACTORYらしいアプローチの車両と言える。
5年の付き合いになるこのパンヘッドに乗る前はナックル、ショベル、エボ、スポーツスター、そしてツインカムにも乗っていたことがあるという。まさにハーレーが生活に入り込んだライフスタイルを送る彼。そんな彼の足下を固めるのはバーガンディードメインレザーのボスである。
「このボスはちょうど1年くらい前に手に入れたものです。ソールは定番の100番でブラス製ローラーバックルを取り付け、つま先はバブルトゥを選びました。ドメインレザーはすごく柔らかいので、すぐに足に馴染みましたね。もう1足ボスを持っているんですが、それは4年ほど前に先輩からもらったものです。ブラックレザーの定番モデルなんですが、ほぼ毎日どちらかのボスを履いていますね。バイクに乗るときはウエスコを履いていないと不安なんで……。次に3足目を手に入れるならジョブマスターが欲しいと思っているんですが、実はネイビーのボスも気になっているんです。
カスタムなどによるファッション要素もウエスコの魅力ですが、僕にとってはライディングギアとしての魅力の方が大きいですね。もしバイクに乗っていなかったらきっとウエスコのブーツは履いていなかったと思います。ハーレーがウエスコとの縁を繋いでくれたと言えます。ハーレーとともにウエスコは僕の日常に溶け込んだ存在なんです」
取材協力:
T・M FACTORY