その先にLANGLITZがあり、そしてWESCOがあったわけです
LANGLITZ TOKYOショップマネージャー、猪狩顕。4年の付き合いとなる1941年式FLナックルヘッドボッバーを片道30km以上ある通勤に使い、基本的なメンテナンスも自らこなす生粋のバイク乗りである。雨の日も風の日も、それこそ雪が積もっていない限り、このナックルヘッドでショップにやってくるという。
「夏場はさすがにこたえますが、朝5時くらいに家を出て、涼しいうちに走るようにしています。その時間帯だったら渋滞もありませんから。ロングも走りますよ。つい先日も大阪まで行ってきたばかりです。このナックルは友人に譲ってもらったんですが、以前はストックスタイルのWL、その前はKH、ショベルにも乗っていました。もう19くらいのときからバイク漬けの毎日でしたね」
同時に10代のころからブーツに傾倒していたという彼は一般的なスニーカーを消耗品だと考えてより丈夫なブーツを求め、22才のときにはじめてWESCOのジョブマスターを手に入れた。現在はオールラフアウトのボスと16インチハイトのジョブマスター、インステップストラップを取り付けたモーターサイクルパトロールを愛用している。
「この9インチハイトのボスは6年くらい履いているんですが、表面からさまざまなオイルを入れてみたり履くペースを変えてみたりと、いろいろ試してみているんです。オールラフアウトなんですが表革みたいになってますけどね(笑)。ウチのショップではWESCOブーツも取り扱っていますが、自分で体験したことをユーザーに伝えることが大事だと思って、いろいろと実験している感じなんです。もちろんLANGLITZのレザージャケットやツールバックなどのアイテムもとことん使ってみた実体験をもとに接客しています。自分が使って本当にいいと思えるものだから、自信を持ってユーザーにすすめられるんです」
「僕はね、雨が降ってもカッパは着ないんです。カッパ着てハーレー乗るのって好きじゃないんですよね。WESCOブーツもLANGLITZのジャケットも多少の雨なら音を上げないですから……。僕の人生の真ん中にはハーレーがあって、その先にライディングギアとしてのLANGLITZがあり、WESCOがあったわけです。そしてもちろんスタイリッシュだということも大事な要素だと思います」
取材協力:
LANGLITZ JAPAN