もちろんバイクに乗るときも」
村山モーターサイクル主宰、村山隆。言わずと知れたビンテージハーレーを中心に車両販売から修理、点検、車検、そしてカスタムまで手掛ける大阪のハーレーシーンのキーとなるショップの主である。現在の愛機は10インチオーバーのワイグラフォークとリバティータンクがアイコンとなる1947年式のFLチョッパー。F19インチ、R15インチという変則的なセッティングも村山さんならでは、か……。
「もう12年くらい乗ってるんですけど足代わりのナックルヘッドという感じ。自慢じゃないけど、壊れないんです、このナックルは。ほんとうに調子がイイ。マグなんて開けたこともないし、この前いつプラグ交換したのかも分からないくらい。だから走るのが楽しいんです。ロングも行きますよ。大阪から山梨までこのナックルで何度も走ってますから。
10代のころからスニーカーばっかり履いてきたんですが、最初ウエスコのブーツを持ったときは重いし革はゴツいし、履きこなせるか疑問だったんだけど、履くと重さはぜんぜん感じない。バランスがいいんだろうな、きっと。足にもすぐに馴染んできたし。仕事でも毎日ウエスコを履いてます。もちろんバイクに乗るときも。スニーカーを履いてバイクに乗っていたときは分からなかったけど、ブーツでのライドはやっぱり安定感がある。足つきもイイしね」
バーラップのオールラフアウトのこのボスは履き始めてまだ半年ほどだという。仕事でハードに使えば数ヶ月でご覧の通り、何年も履き続けているような使い込まれたワークブーツとしての美しさが滲み出てくるというわけだ。他にブラックのボスを2足、さらにハーネストゥ&ダブルストラップのボスを現在ウエスコジャパンにオーダー中で、春ごろには仕上がってくる予定だという。
「せっかくだからってことで今回はカスタムしたんだけど、ほんとうは定番モデルが好きなんです。もちろんカスタムを否定するわけじゃないけど、タフな作業靴だというゴツいデザインとその機能がウエスコの魅力だと個人的には思っているから。実はシューレースのジョブマスターも気になってるんだけど、脱ぎ履きが面倒臭そうで……とくに飲みに行った時とかね(笑)」
取材協力:
MURAYAMA MOTORCYCLE