高機能レザー「Waxed Flesh Leather」
を使用した限定の2モデル
世界にただ一足のカスタムブーツから定番モデル、さらに限定のカスタムモデルまで、数多くのモデルをラインナップしているウエスコブーツ。それぞれの使用用途に合わせ、好みのスタイルとその機能を選択し、ベストな一足を手に入れることがウエスコブーツ選びの醍醐味と言える。
今回紹介させていただくのは、限定モデルとしてこの夏リリースされた「10″ Engineer of Waxed Flesh」と「8″ Warren of Waxed Flesh」という2モデルで、Horween社の「Waxed Flesh Leather」と名付けられた、今までになかった新しいレザーが採用されているところが最大のポイントになっている。
このレザーは、通常は起毛したラフアウト面に独自のワックスを塗り込み、あたかも表革のように見せる特殊加工が施されたレザーとなっている。その起源は、Horween社が戦時中に米海兵隊員の軍用ブーツに使用するため、オイルを多量に含んだ耐久性の高いクロムエクセルレザーを製品化した際、兵士たちが独自にブーツの表面にワックスを厚塗りし、さらに耐久性&防水性を高めていたことを参考にしてこのWaxed Flesh Leatherは生み出された。またその質感は独特なもので、表革やもちろんラフアウトとも違った経年変化を楽しむことができる。またメンテナンスも簡単で、表面についた傷などは簡単に消すことが可能。ビンテージブーツのような雰囲気のレザーであるが、その機能性の高さも大きな魅力となっている。
当然、ハードな使用が想定されるハーレー乗りにとっても、このWaxed Flesh Leatherの高い耐久性&防水性、さらに傷耐性は魅力的なものであることは言うまでもないだろう。
「10″ Engineer of Waxed Flesh」には、Waxed Flesh Leatherのブラックとネイビーが用意されており、ハイトは10インチ、ナローラストの木型にソールは#705 Vibram Sole、シャフト部は1インチ詰められている。さらにビンテージダイヤモンドロゴの刻印が施されており、アッパーステッチはビンテージトリプルステッチ、バックルは限定のブラスローラーバックル、トップストラップは1インチロング、ソールのエッジカラーはワックス仕上げとなっている。その他、ストラップの剣先の形状は変更され、ミッドソールの上面はナチュラル仕上げとされる。
「8″ Warren of Waxed Flesh」にも同じくWaxed Flesh Leatherのブラックとネイビーが用意されており、ハイトは8インチ、つま先はソフト・トウで、レーシングパターンはレギュラー・トウを採用。ソールはBlack #705 Vibram Soleで、刻印はビンテージダイヤモンドロゴ、アイレット&フックはブラス、エッジカラーはワックス仕上げ、さらにミッドソールの上面はナチュラル仕上げとなっている。