ウエスコ100周年を記念した
アメリカンヘリテイジを感じさせる一足
1918年、オレゴン州ポートランドで創業されたウエスコ。タフなワークブーツを作り続けるウエスコが、ハードライディングを信条とするハーレー乗りから絶大な支持を得ていることは周知の事実であろう。そのウエスコが2018年に100周年を迎えることを記念して、孤高のシルバースミス、Lynch Silversmithとタッグを組んで造り上げたコラボレーションモデル第3弾、WESCO×LYNCH 2017 Limited Modelを紹介しよう。自身もハーレー乗りであるLynch Silversmithならではのこだわりが凝縮された至極の一足に仕上げられている。
ウエスコの代表的なモデルであるプルオンブーツのボスをベースにしたこのモデルは、インディアンの羽飾り(ウォーボンネット)をモチーフにした緻密なデザインのオリジナルバックルが最大の特徴となっている。素材はSilver 925を使用し、鋳肌の質感が魅力的で、使い込むほどに味わい深い表情に変化していく。まさにウエスコに最適な選択といえ、永年にわたり経年変化を楽しむことができる。
またシャフト上部にはSilver 925を使ったシルバースタッズがぐるりと配置され、大きなアクセントとなっている。バックルはもちろん、スタッズもデザイン性だけでなく耐久性に重点を置き製作されており、肉厚で重量感があるのが特徴。万が一破損した場合も修理が可能となっている。ハイトはブーツ全体のバランスを考えて、このモデルのみとなるこだわりの10・1/2インチとされる。プルストラップが付いたハーネスシャフトが採用され、シャフト径はスタンダードであるが、受注期間中はサイズ指定が可能となっている(別途チャージ料が必要)。
レザーカラーはブラックとブラウンの2モデルが用意されている。ブラックモデルはヘビーステッチがブラック、ライトウェイトステッチはブラウン。ブラウンモデルはヘビーステッチがカーキグリーン、ライトウェイトステッチはシューグリーンを使用。ソールはVibram #100、つま先の形状はスタンダードなボス・トウが採用されている。ウエスコが社屋を構えるScappooseという土地はインディアンとの関わりが深く、まさにアメリカンヘリテイジを感じさせるブーツに仕上げられている。