ルックスと性能を両立するケンテックのパーツラインナップ
- 取材協力/ケンテック 撮影/井上 演 取材・文/佐賀山敏行 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
- 掲載日/2017年3月27日
『ケンテック』代表の吉岡さんいわく、ハーレーは多かれ少なかれカスタムによって楽しみが増すという。実際、アメリカでは膨大な数のカスタムパーツが存在し、気軽にカスタムを楽しんでいるという。そんなカスタムシーンを思い描き、ケンテックではアメリカから多くのパーツを輸入し、さらにオリジナルパーツも相まって、HPには掲載しきれてはいないが、豊富なラインナップを誇っている。
カスタムショップとしても名高いケンテックだが、じつはカスタムビルドだけでなく、そのパーツラインナップにも定評があり、アメリカのほとんどのパーツ問屋の正規ディーラーでもある。
同店ではオリジナルマフラーやフューエルタンクのほか、キャブレターやブレーキ、エンジンパーツも多数在庫しており、これらのほとんどはアメリカから直輸入したもの。パフォーマンスマシンやS&Sといった定番ブランドはもちろん、日本ではほとんど馴染みのないブランドからリリースされるマニアックなパーツ(例えばNASCARレースなどで有名なマーレー社製軽量ピストン、H断面コンロッドなど)も取り扱っている。
カスタムパーツは同店で製作される車両に装着できるのは当然のことながら、通販で購入することも可能なので「自分でカスタムしたいという人も問い合わせしてください」と、吉岡さん。他人とは一味違うカスタムを目指す人は、ケンテックが取り扱うパーツをチェックする必要がありそうだ。
ハーレーカスタムで人気のブレーキキャリパーと言えばパフォーマンスマシン(PM)だろう。ケンテックでは定番の4POTはもちろん、6POTや他メーカーのキャリパーも取り揃えている。キャリパーを変更することで見た目も大きくドレスアップ!
写真左は定番のミクニHSRキャブレター……と思いきや、こちらの口径はなんとφ48。ストローカーなどで大幅に排気量をアップしたチューニングエンジンに最適なパワーを与えてくれる逸品だ。写真右はS&Sのライセンス製品で、本家よりも噴霧機能に改良が図られ優れているという逸品。
オリジナルストレッチタンクはマシンのルックスを大きく変えるアイテム。写真はEVOソフテイル用で、他にEVOダイナ、さらにキャブレターモデルのツインカム・ソフテイルとダイナ用のラインナップがある。容量4.2ガロン(約15.9L)のスチール製。
ケンテックのオリジナルマフラー。重厚なメッキの質感に重低音、さらに集合管効果による高い性能は、チョッパーからドラッグスタイルまで、ジャンルを問わずに人気を誇る。EVOとツインカム(キャブ・F.I.)のソフテイルとダイナ、それぞれに対応している。
日本では馴染みの薄いマーレー社の軽量ピストン、軽量・高剛性のH断面コンロッド、さらにハイカムシャフトやレブテック社製ローラーロッカーアーム、アジャスタブルプッシュロッドにビッグバルブなど、レアなエンジンパーツも多数取り揃えられている。