現代の安全性で70年代の巧みなデザインを再現したジェットヘルメット
- 取材協力/グリーシーキッズ 撮影/井上 演 取材・文/佐賀山敏行 構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
- 掲載日/2017年2月20日
ロングフォークチョッパーやディガーなど、カスタムカルチャーが隆盛を極めた70年代のアメリカでは、ヘルメットもまた、ラメフレークやレースペイントなどを用いた派手なグラフィックによる魅力的なモデルが数多く誕生した。そんな「ジェットヘルメット黄金時代」を再現したラインナップで人気を集めているのが『AVENGER HELMET』だ。当時に勝るとも劣らない豊富なグラフィックパターンを揃える同ブランドの魅力を紹介しよう。
大ぶりなラメフレークやレースペイントなどを用いた70年代デザインは、いまなおハーレーや旧車に乗るライダーに高い人気を誇る。しかし、やはり安全性を考えるとヴィンテージヘルメットは敬遠した方が良いだろう。
そこでオススメしたいのが『AVENGER HELMET』だ。同ブランドがリリースするアイテムは、どれもが当時のペイント技法によってデザイン、ペイントされたものばかり。コンパクトな帽体も相まって、70年代そのままの雰囲気を醸し出しているのだ。もちろん、すべてSG規格を取得しているので安全性も問題なし。デザインも豊富で、定番のフレイムスからサイケデリックなものまで、なんと15種類以上をラインナップしている。これならオールドスクールなチョッパーからハイテックな現行モデルまで、愛車に似合う一品がきっと見つかるはず。ぜひとも、その巧みなデザインを堪能してほしい。
アベンジャーヘルメット最大の特徴が、70年代のアメリカで実際に発売されていた豊富なデザインをラインナップしていること。上の写真は『SHOVEL HEAD』(右)と『INDY 500』(左)。サイズはすべてFREE(57-60cm未満)となっている。
定番のフレイムスもカラーリングやグラフィックパターン、フレークの粗さなど、細かな違いを持つ多くのラインナップが魅力。写真右の『The 88』はパープルとゴールドのコントラストが印象的。左の『FIRE BLUE』はオーソドックスなグラフィック&カラーリングとなっている(といっても十分に派手だが)。
現行ヘルメットではなかなか見られない凝ったグラフィックパターンも『AVENGER HELMET』の人気の秘密と言えるだろう。右の『DRAGSTER BLACK』は、ブラックをベースにしつつ、粗いフレークとシルバーのラインが特徴。左は『GROOVY BROWN』で、左右非対称グラフィックがいかにも70年代!
2016年発売モデルより、従来モデルに比べて帽体がさらに小さくなっている。もちろんSG規格に対応していて、安全性は確保されている。日本人用に設計されているのでフィット感も高い。※写真は『Flat Head』の新色
『AVENGER HELMET』ではすべてのモデルにバイザーを標準装備。さらにヴィンテージな雰囲気を高めることができる。バイザー自体はボタン留めで簡単に着脱可能なので、その日の気分で仕様を変えられるのは大きな魅力と言えるだろう。※写真のモデルは『UNKNOWN』