愛車のハンドル周りにスマートフォンをセットして使うのはもはや常識。今回紹介するのは、オーストラリア生まれの『QUAD LOCK』(クアッド・ロック)だ。「QUAD=4つの」という呼び名の通り、スマホホルダーには4つの爪が付いていて、専用のスマホケースに設けられた溝へ4つの爪をハメ込んで固定する。具体的にはホルダーに差し込んだらスマホを90度回転させるだけで装着が完了。
取り外しはホルダー側の青い樹脂パーツを軽く押し込み、スマホを90度回転させるだけ。簡単に脱着が可能なのだが、そのホールド力は素晴らしい。振動が大きなハーレーでも安定感は抜群でハーレーユーザーからも人気を得ている。
今回はバーハンドル用のモーターサイクルマウントを振動の多い空冷Lツイン車に装着して100kmほど走行したが、スマホの安定感は素晴らしいのひとこと。ホルダーと専用スマホケースを使用する独自構造のため、デザインも至極シンプルで、スマホを外した状態でもハンドル周りはスッキリ。大げさなスマホホルダーはちょっと……という人にはピッタリだ。また、スクーター用のミラーホルダーもテストしたが、こちらもホールド性は抜群。いずれもスマホを縦・横どちらでも固定可能で、しかもホルダー側で固定角度を10度ずつ回転させられるので、周囲の干渉物に合わせて固定位置を調整できるのも大きなポイント。これからスマホホルダーを購入するのなら、ぜひ候補に入れておきたい一品だ。
QUAD LOCK専用のスマートフォンケースは、TPU樹脂とポリカーボネイトを使用した軽量・高強度がウリ。GALAXYはS7 edge~S8+、iPhoneは5シリーズから最新の8&Xまでの対応品を用意。
ハンドル径φ22mm/25mm/28mm/32mmに対応するマウント。ハンドル側ホルダーとスマホアタッチメント、延長ステー、取り付け用六角レンチが付属。ハンドル周囲の障害物を避けるためにステーを使って左のように縦に取り付けることも可能。
アタッチメントとホルダーの合わせ面には10度ずつ溝が切られていて、スマホの角度を360度に渡って10度ずつ調整することが可能。縦・横・斜めと様々な取り付け角に調整できる。
こちらはスクーターなどハンドル取り付けが難しい車両用のミラー専用マウント。適合径はφ10mm / 12mm / 14mm / 16mmで、モーターサイクルマウント同様にアタッチメントと六角レンチが付属。左はベスパに取り付けた例。ミラー取り付けであれば、動画撮影も楽しめそうだ。
モーターサイクルマウントを既に持ち、角度調整をさらに自由にしたいならこちらのナックルアダプターがオススメ。このナックルアダプターを使えば、従来のマウントだけでは微調整ができなかった、スマートフォンの前後の角度調整が可能になる。
RAMマウントを既に持っている場合、ソケットアームはそのままに、スマホ固定パーツのみを交換することで、Quad Lockケースとのジョイントが可能になるアダプター。ガラス繊維ナイロンとポリカーボネートで仕上げたボディは、振動や衝撃に対して非常に強く、スマホを安心して固定することができる。
このモーターサイクル1インチボールアダプターを使えば、バイクのハンドルに合わせてスマホを好みの位置、高さで固定することができる。視界に入りやすい位置で固定することにより、走行中の視線の移動を最小限に抑えることができる。