The Clay Smith Story
クレイスミスの歴史から紐解く
アメリカンカルチャーの源流
近年アメリカのみならず、世界中で再評価されている旧き良き時代のホットロッドカルチャーは、モーターサイクルの世界にもしっかり浸透、定着していると言えよう。今回は、ホットロッド&アメリカンカジュアルテイストに裏打ちされた“Clay Smith Cams” モーターサイクルアパレルをご紹介する。その前に、ホットロッドとクレイスミスについて触れておこう。
1930年代に生まれたと言われるアメリカン・カー・カルチャーの代名詞「ホットロッド」。当初はボンネットやフェンダーなどを取り外して軽量化、エンジンをチューンナップして速さを競うといった荒削りなスタイルで、これがドラッグレースやストックカーレースの起源でもある。やがてピンストライプやカスタムペイントといった装飾的な、いわゆるアメリカンカスタムもその範疇に取り込まれ、今も脈々と受け継がれている。
そんなホットロッドカルチャーの黎明期、1931年に設立、カムシャフトを中心に高性能なホットロッド&モータースポーツパーツを生み出し続けるブランドとして高い知名度を誇る “Clay Smith Cams”。その創始者であるクレイスミスは、自ら設計した高い精度と強靭さを兼ね備えたパーツを組み込んだマシンでサンデーレースに参加、その輝かしい戦績によって創業前から注目の存在だったという。
その名声とともにポピュラーになったのが、彼の手がけるマシンに描かれた『スモーキングウッドペッカー』。葉巻をくわえた黄色いくちばしと赤い羽根毛が印象的なこのキャラクターは、葉巻を愛したカリスマチューナー、クレイスミス自身がモデルだという。『ミスター・ホースパワー』の愛称が示す通り、クレイスミスは、アメリカ人が愛してやまないホットロッドカルチャーの象徴的な存在なのである。
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DRAG DIAMOND
ヴィンテージなシルエットにストライプ&スモーキング・ウッドペッカーがよく似合う。
品番/CSY-1079
サイズ/フリー
カラー/ブラック(ハーフマットペイント)、アイボリー(ハーフマットペイント)、ガンメタリック(グロスペイント)
価格(税込)/ 12,600円 -
TYCOON
ベーシックなウインドブレーカーに単色刺繍がクール。バイカー目線のアイディアも満載。
品番/CSY-2073
サイズ/M、L、LL、LLW
カラー/ネイビー、ブラック、ベージュ、オレンジ、グリーン
素材/ナイロン、ポリエステルメッシュ
価格(税込)/ 10,500円 -
GLAD
スウィングトップのシルエットにカラーストライプのアクセントがスポーティな一着。
品番/CSY-3086
サイズ/M、L、LL、LLW
カラー/ネイビー、ブラック、レッド、ベージュ、イエロー
素材/T / C (ポリエステル 65%、コットン 35%)、ポリエステルメッシュ
価格(税込)/ 16,800円
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PANDIT
レーシングストライプを大胆にあしらったナイロンライダース。脱着式のパッドも装備。
品番/CSY-3088
サイズ/M、L、LL
カラー/ブラック、レッド、ネイビー
素材/ナイロン、ポリエステルメッシュ
価格(税込)/ 18,900円 -
JACKAL
アメカジの王道、デニムジャケット風の仕立て。通気性と肌触りがいいインナーを装備。
品番/CSY-3087
サイズ/M、L、LL
カラー/ベージュ、ブルー、チェック
素材/コットン、T / C (ポリエステル 65%、コットン 35%)
価格(税込)/ 13,125円 -
MOVEMENT
ポップなグラフィックと、抜群のフィット感、スマホのタッチパネル対応と魅力が満載!
品番/CSY-3090
サイズ/S – M、L – LL
カラー/グリーン、グレイ、ネイビー、オレンジ、ブラック、ワイン
素材/コットン
価格(税込)/ 3,990円
時代やジャンルを超えて愛されるアメリカンカルチャー
ハーレーダビッドソンにはベストマッチのブランド
“Clay Smith Cams”をはじめ、“Indian Motocycle”、オリジナルブランドの“JAM’S GOLD”といったアメリカンテイスト満載のモーターサイクルアパレルをリリースする株式会社オリオンエース。東京三鷹の同社ショールームを訪ね、代表の長谷川健司さんにお話を伺った。
「若い頃からクルマやモーターサイクルが大好きでしたから、もちろん昔からクレイスミスと『スモーキングウッドペッカー』のことは知っていました。アパレル関連会社勤務を経て独立を志すタイミングで、“Clay Smith Cams”との再会を果たし、運命を感じましたね。前職では国産モーターサイクルのライダーをターゲットにしたブランドを扱っていたのですが、プライベートではハーレーに乗っていました。クレイスミスは大好きなアメリカンカジュアルやハーレーともリンクするし、僕にとっても非常に魅力的だったんです」
と、長谷川さんはモーターサイクルアパレル“Clay Smith Cams”を立ち上げるに至った思いを語ってくれた。そして7年前の創業当初より現在まで、長谷川さんとオリオンエースは、このブランドとともに歩んできたという。
なぜ『クレイスミス × ハーレー』なのか?
冒頭にも記したが、近年、カスタムやファッションの世界において、ホットロッドカルチャーに熱い注目が集まっている。長谷川さんは言う。
「ホットロッドの起源や育まれてきたフィールドは確かに四輪の世界ですが、今や二輪の世界、特にアメリカ生まれのハーレーダビッドソンを愛好するファンにとっては、境界などないに等しい。ホットロッドというキーワードが、時代やジャンルを超えてアメリカンカルチャーのアイコンになっていると思うのです」
『スモーキングウッドペッカー』を身にまとい愛する鉄馬に跨がること、それは生涯にわたりスピードを追求したホットロッド界のカリスマ、クレイスミスをリスペクトすることに他ならないのである。カラフルでリアルなアメリカンブランド “Clay Smith Cams”は、そんな難しい理屈を抜きにしても、ハーレー乗りにとって非常に魅力的な選択肢だと思うのだが、いかがだろうか。