VIRGIN HARLEY | CUSTOM CONTEST 2011 GRAND CHAMPION AWARD 特集記事&最新情報

CUSTOM CONTEST 2011 GRAND CHAMPION AWARD
ついに年間最優秀車両が選出!
選ばれし3台をここに紹介

ハーレーダビッドソン ジャパン (以下、HDJ) の正規販売網にて手がけたカスタムハーレーをエントリーし、もっともハーレーらしいと評価される車両を選出する HARLEY-DAVIDSON CUSTOM CONTEST。2011年においてはそれまでの一発勝負形式ではなく、一年を4期 (クォーター) に区切り、HDJ の公式サイト上にて随時紹介しながら期ごとの優秀車両を発表していた。最終的に1クォーターごとに5モデルが入賞、計20台が最終選考へと進み、HDJ にて催された選考委員会にてグランドチャンピオン3台が選ばれた。選考会には本コンテストに関わっている HDJ 主要メンバー7名のほか、ハーレー関連メディアの代表者6名を加えた計13名によるディスカッション形式で行われたのだが、いずれも劣らぬカスタムハーレーながら3台しか選ばれないということもあり、議論に議論を重ねた末の選出と相成った。それでは 2011シーズンを代表するグランドチャンピオン3台の姿をとくとご覧あれ。

HDJ ウェブサイト上で随時発表されていた。

HDJ ウェブサイト上で随時発表されていた。

グランドチャンピオン最終選考会の模様。

グランドチャンピオン最終選考会の模様。

2008 FXSTC

チョッパースタイルを追求した
先鋭的なソフテイルカスタム

申し分のないチョッパーソフテイルである。フレイムスが描かれたフューエルタンクにクロームパーツを多用したエンジンまわりと各部位、雄々しく突き上がるエイプハンガー、そして本車両のアイコンといっても良いシッシーバーと、オーナーの「スタッフの方々にいろいろ相談しながらたどり着いた姿」という言葉に納得の仕上がりだ。もしこのハーレーがこの姿のままラインナップに加わり、正規販売網の店頭に並べば一躍人気を博することは想像に難くない。それほどまでに、“ハーレーらしさとは何か”という永遠の問いかけに対するひとつの回答を示したスタイルを有している。今でこそラインナップから姿を消してしまった FXSTC だが、フロント21インチ/リア17インチの FX ソフテイルに対して興味を抱く人が増えるのではないか、そんな感想を抱いてしまう。やはりこのスタイルは永遠のスタンダードなのだろう。

オーナー M.H さん

クロームコンサルタント 城井 仁至さん
クロームビルダー 村上 亮太さん

※都合によりショップ担当者のみ掲載

ハーレーダビッドソン テイク

住所/大阪府大阪市福島区福島4-6-2
Tel/06-6451-4433
Fax/06-6451-0368
営業/10:00~19:00
定休/水曜
URL/http://www.hd-take.com

2008 FLSTN

ヴィンテージスタイルを再現した
正統派 FL ソフテイル

「感じるままにカスタムした」というオーナーの言葉に感服するばかりの完成度である。ソフテイルデラックスのスタンダードなフォルムを崩すことなく、本来のヴィンテージ感を強調するカスタムを敢行。ご本人が意識したかどうか定かではないが、1950年代のデザインバッヂにヘッドライトナセル、ソロスプリングサドルシート、樽型グリップなど、仕上がってみれば 1958年式 FLHF デュオグライドにうり二つ。人気の高いソフテイルデラックスをベースに、大きく手をかけずともここまで印象を変えられるという好例と言えるだろう。さりげなくもオーナーの好みであるクロームパーツが細部に配されているところも見逃せない。ダークカスタムが主流となりつつある昨今、こうしたきらびやかなヴィンテージカスタムにまとめた着眼点も評価対象となったのだろう。このままアメリカのルート66を走っても何ら違和感のないデラックス、納得の入賞である。

オーナー Y.A さん

クロームコンサルタント 高橋 信弘さん

ハーレーダビッドソン アルファ

住所/新潟県新潟市中央区紫竹山3-4-39
Tel/025-248-8080
Fax/025-241-1393
営業/10:00~19:00
定休/火曜、第二水曜
URL/http://www.mc-alpha.com

2009 FLSTC

これぞヘリテイジ版 CVO か
完成度は世界でも指折り

ある意味“ヘリテイジの CVO”と言ってもいいほどの H-D 純正カスタム車両だ。まず第一に目がいくのが、世界限定200セットという純正のインフェルノラジカルペイントである。グラデーションのきいたフレイムスペイントには限定モデルだけに許されたシリアルナンバーが入る。さらにフロントフォーク、マスターシリンダー、ダービーカバー、グリップなど至るところにクロームパーツが配されている。ヘリテイジが本来持つヴィンテージ感のひとつであるスポークホイールまでクロームのキャストホイールに換えているから驚きだ。シートもノーマルか?と思いきや、ビョウ付きピリオン&パッセンジャーシートに換装し、分かる人にだけ分かるさりげないカスタムにまで気を配っている。CVO クラスの完成度を誇るヘリテイジが日本を走っている ―― その事実が誇らしく思える、渾身の一台と言える。文句なしの受賞車両だ。

オーナー 水野 ヒロアキさん

クロームコンサルタント 城井 仁至さん
クロームビルダー 村上 亮太さん

ハーレーダビッドソン テイク

住所/大阪府大阪市福島区福島4-6-2
Tel/06-6451-4433
Fax/06-6451-0368
営業/10:00~19:00
定休/水曜
URL/http://www.hd-take.com