やっぱりハーレーは見た目が大事! そうはいっても、「磨くのって技術がいるんじゃない?」、
「これといったノウハウがなくて……」と、愛車磨きに四苦八苦しているハーレーオーナーも多いことだろう。
そこで今回は、バイクいじりの専門誌「モト・メンテナンス」副編集長にして、
ハーレー・スポーツスターXL883を所有する栗田 晃氏にご登場いただき、
「手軽にできるハーレー・リフレッシュ法」についての手法やオススメ・アイテムなどを指南してもらおう。
やっぱりハーレーは見た目が大事! そうはいっても、「磨くのって技術がいるんじゃない?」、
「これといったノウハウがなくて……」と、愛車磨きに四苦八苦しているハーレーオーナーも多いことだろう。
そこで今回は、バイクいじりの専門誌「モト・メンテナンス」副編集長にして、
ハーレー・スポーツスターXL883を所有する栗田 晃氏にご登場いただき、
「手軽にできるハーレー・リフレッシュ法」についての手法やオススメ・アイテムなどを指南してもらおう。
バイク磨きの中でもハーレーで注意したい点をピックアップ。今回作業に使用したのは、バージンバイク編集部員の2003年式スポーツスターXL883。若干カスタムしている箇所があるが、ハーレーの中でもスタンダードなモデルなのでぜひ参考にしてほしい。 | どんな乗り物でも一番汚れるのが足回り。ハーレーだとスポーク、キャスト、ディッシュの3種類があるので把握しておこう。 「バイクの顔」と言っても過言ではないタンクや前後のフェンダーは、しばらく放置していると瞬く間に汚れが浮いてくる。 | 車種にもよるが、ハーレーでは特にクロームパーツが多用されている。ここもかなり汚れが目立つ場所なので要チェック! マフラーの焼けはある意味“味”ではあるが、やはり放置はよくない。きちんと磨いてやれば、新車時の輝きを取り戻すことも。 | 汚れが溜まると鏡面が曇ってきて、見た目の美しさが大きく損なわれる。バイクの心臓部だけに普段から注視しておこう。 走行時にオーナーの全体重を支えるシートも負担が大きいので、劣化して張りがなくなってくると、シート割れなどを生んでしまう。 |
バイクで一番汚れる場所は? と聞かれれば、誰もがホイールと答えるだろう。今回使用したMOTOWNの「ホイールクリーナー」は、ホイール洗浄用に開発された植物系アルカリ性界面活性剤。こびりついた泥や油汚れのほか、ブレーキダストも強力に洗浄してくれる。さらに防錆剤も配合されているので、効果が長持ちするところもうれしいポイント。スポークなどもこれを吹きかけてからブラシで磨いてやれば、十分汚れは落ちる。やはりキレイに見せるなら足元から、だ。 |
まずは水洗いで表面の汚れを流して、ホイールクリーナーを近距離から吹きつける。全体にまんべんなくかけよう。 | 吹きつけた後、ホイール全体を見回そう。こびりついた汚れは、スポンジやブラシで力強く擦り落としてやるといい。 | クリーナーを吹きかけたままで5分ほど置いて、それから水で洗い流す。乾いた布で水滴を拭き取ってやればベスト。 |
今回取り上げたケミカル剤でもっとも驚かされたのが、フリッツの「クラストリムーバー」だ。特に洗車もしないままシュッシュと吹きつけてやり、数分ほど放置してから布で拭き取ってやるだけ。あまりの手軽さに少々拍子抜けするが、乾拭きしてみると、作業前はくすんでいたクロームパーツが驚くほど輝いているではないか。クロームパーツのみならず、磨いた後のエンジンやマフラーに同じやり方を施してやればさらに効果大。これがあれば、美しい愛車を長く保てること間違いなしだ。 |
水洗いも何もせず、ただ吹きつける。最初は「ホントにこれだけ?」と疑問に思わなくもないが、お楽しみはこの後。 | 溶剤がかかった状態で2分ほど置いてから、クロスやナイロン製スクラブで拭く。その後、水でキレイに洗い流そう。 | これだけの作業で、ピッチクリーナーで磨いた後のような輝きを放つ。試してみる価値のあるケミカル剤だ。 |
ベテランのメカニックをはじめ、昔からバイクをいじっている人のあいだでは知られたオートゾルの「メタルポリッシュ」を試用してみた。ヨーロッパで高評価を受けているドイツ産のメタルコンパウンドで、大型量販店などにはあまり置いておらず、購入する際はネット通販を利用するといいだろう。2種類の酸化アルミニウムを含んでおり、ステンレスやクローム部分の汚れ除去に加え、酸化防止の効果もある。30年以上も親しまれてきた研磨剤は、結果として我々の期待を裏切らなかった。 |
チューブから溶剤をひり出し、指で伸ばすように塗っていく。皮膚への影響が心配な人はゴム手袋をして作業をしよう。 | ウェスやタオルで力強く磨いていく。溶剤とともに汚れが擦り取られていき、みるみる布が黒ずんでいくのがわかる。 | くすんでいた表面はどこへやら、指が写るほどの美しさが蘇った。長らく磨いていないバイクほどその効果を味わえる。 |