VIRGIN HARLEY | 45 Degree:ハーレーのインジェクションセッティングは“乗り手に合わせる”がキモ 特集記事&最新情報

取材協力/45 Degree 写真・文/佐賀山 敏行 構成/VIRGIN HARLEY.com 編集部

掲載日/2013年8月14日

エンジンやF.I.チューニングを得意とする広島の45 Degreeは、
純正オーナーや他店で購入したお客さんも集まる
いわば“駆け込み寺”的なショップ。
ハーレーオーナーから寄せられるその高い信頼性の裏には、
保浦さんの飽くなき探究心があった。

“とりあえず走る”ではなく
“乗って楽しい”を追求

45 Degree (フォーティファイブ・ディグリー)は1996年5月、私の父が設立しました。僕は10代の頃からアルバイトとして業務に携わるようになり、20歳になった2003年を機に社員になりました。その頃から、キャブレターモデルのパーツをとっかえひっかえして、とにかく調子良くハーレーを走らせるということにハマったんです。カスタムして“とりあえず走る”というよりも、より良い調子で走った方が絶対に気持ちがいいじゃないですか。だから、「もっと良くなる。もっと調子良い走りができるはずだ」って、どんどんキャブレターチューニングに夢中になっていったんですね。そして、このときの経験や想いが今に繋がりました。だから、F.I.チューニングは僕にとっては必然ですね。

 

F.I.に初めて乗ったときの感想は、「面白くない!」(笑)。はじめはどちらかというと嫌いでした。だけど、僕は「だからやっぱりキャブだな……」となる性分ではない。やっぱり興味はあったんです。そこで、自分を追い込む意味合いも含めて2007年にFLTR ロードグライドを購入したんです。ちょうどハーレーが全車F.I.モデルになった年ですね。それからはまさに手探りで、いろんなことをやりましたよ。「ガソリンを薄くすれば燃費が良くなるんじゃないか」とか……。実際はならなかったですけどね(笑)。

 

おかげさまで、今では口コミメインで評判が広がって、調子良くハーレーに乗っていたいというお客さんに支持をいただいています。

 

F.I.チューニングをキチンとすれば、ハーレーの走りは本当に良くなります。ドーン!とパワーを一気に出すことはもちろん、ピックアップが良すぎるからあえて反応を遅くすることもできる。『走りが良くなる』とひとくちに言っても、感じ方や求めるものは人それぞれ。その“それぞれの求めるもの”すべてに対応できるんです。

 

ハーレーは乗って楽しいバイクです。スピード重視にしろ、テイスト重視にしろ、オーナーさんにはその楽しさをどん欲に追求して欲しいですね。当店はできうる限り、そのお手伝いをさせていただきます。

45 Degree

代表

保浦 正幸 氏

20歳で入社し、今年で10年めになる保浦さん。愛車は2台あり、1台はJIMS製120ci.エンジンを搭載し、現在製作中のFLTR。もう1台はショベルヘッドを搭載したFXDCで、こちらも製作中。どちらも完成が楽しみだ!

45 Degree (フォーティファイブ・ディグリー)
住所/広島市安佐北区上深川町380-1
Tel/082-844-7845 Fax/082-844-7845
営業/10:00~19:00 定休/木曜

ウエブサイト/http://www.45degree.net/