VIRGIN HARLEY | 名門4輪レースチームが作り上げた音量可変マフラー「ダブルヘッド」開発秘話 特集記事&最新情報

■取材・文/佐川健太郎 ■写真/バイクブロス・マガジンズ編集部
走行環境に応じて排気音量を自在にコントロールできるハーレー専用マフラー「ダブルヘッド」。昨年末にバージンハーレーで特集し、大きな反響を呼んだことは記憶に新しい。 前回取材時、実際に試乗した私も排気音量が変わるだけではなく爽快なパワーフィールが味わえることに深い感銘を受け、「これはギミックだけが売りのマフラーではない」と感じていた。そこで今回は、2名の開発者へのインタビューを通じてより深くその魅力に迫りたいと考えた。
(レポーター:佐川健太郎)

開発したのは4輪レースの名門チーム「エー・ピー・アール」だ!

「ハーレー本来のサウンドを堂々と楽しみたかった」

エー・ピー・アール代表総監督 金曽裕人

 

佐川:

前回の取材では、ダブルヘッドを装着したロードキングで箱根のワインディングを走らせていただきましたが、本当に気持ち良かった。サウンドだけでなく乗りやすさに直結する出力特性もきっちりまとまっていたのが印象的でした。そこでもっとダブルヘッドについて聞いてみたいと…。ハーレー用として初めて作ったとは思えない完成度の高さですが、エー・ピー・ アールとはどんな会社なのですか?

スーパーGT選手権で常にトップ争いを演じる名門エー・ピー・アール。オートバックスレーシングチームのレースカー「ガライヤ」の開発を行っているコンストラクターとしても有名だ。この写真を見てピンときた人も多いはず。 スーパーGT選手権で常にトップ争いを演じる名門エー・ピー・アール。オートバックスレーシングチームのレースカー「ガライヤ」の開発を行っているコンストラクターとしても有名だ。この写真を見てピンときた人も多いはず。

ステンレス製の高品質な仕上がりが特徴のダブルヘッド・マフラー。サイレンサー接合部に見えるのが音量調整機構のバルブ。 ステンレス製の高品質な仕上がりが特徴のダブルヘッド・マフラー。サイレンサー接合部に見えるのが音量調整機構のバルブ。

「ハーレーに乗っているときが一番幸せな気分になる。特にサウンドが最高。だからもっとこだわりたくなるんですよね」と金曽氏。 「ハーレーに乗っているときが一番幸せな気分になる。特にサウンドが最高。だからもっとこだわりたくなるんですよね」と金曽氏。

金曽:

当社はスーパーGTなどの4輪レースを長年やってきたコンストラクターです。レース用パーツといえば、ほとんどがワンオフなのでモノ作りは得意なんです。もちろん、マフラーも作ってきましたし、性能をチェックするためのシャーシダイナモやデータも揃っていますので、そのあたりの勘所は心得ているつもりです。

佐川:

でも、4輪コンストラクターが何故ハーレー用マフラーなのですか?

金曽:

私自身ハーレー乗りで、ハーレーが大好きだから(笑)。15年ほど前からその魅力に取りつかれて何台も乗り継いできました。カスタムも散々やってさまざまなマフラーも試してみたけれど、ハーレーらしいサウンドを求めるとどうしてもご近所迷惑になってしまう。でも、ツーリングでワインディングなどを走ったときは、やはりハーレー本来のサウンドを楽しみたいじゃないですか。その狭間で何とか解決策はないだろうかと思って。だから自分のハーレー用に試作したのがダブルヘッド・マフラーの始まりです。

佐川:

「自分が欲しいモノを形にした」ということですね。社長自ら開発に携わったのですか。

金曽:

私は設計が専門ですから。ダブルヘッドについても図面から起こしました。ベースになっているのは私が設計した4輪用マフラーの技術です。

佐川:

ダブルヘッドの特徴はなんといっても音量をコントロールするための可変バルブですよね。この仕組みは分かります。でも、何故あえて複雑なバイパス構造としているのですか。

金曽:

実はそこがキモ。構造的には2種類のサイレンサーを使い分けていると思ってください。片方は直管で片方は長い排気経路を持つタイプ。バルブを全開にすると直管のストレート排気になり、全閉にすると排気はバイパスに流れて、管長が長くなったような効果が得られるのです。また、バイパス経路には吸音材や隔壁を設けて2重3重に消音しています。ただし、クルマ用ならトルクと重量があるのでパイプ径を絞るなどすればある程度ごまかしが利くのですが、繊細な2輪用はそうはいきません。それに、径を絞るたけでは音質は変わらない。私としては音量だけでなく音質も変えたかったので。閉じればノーマル並みにジェントルに、開ければ「バリバリッ」とワイルドにね。

佐川:

出力特性もだいぶ変化しているように感じましたが。

金曽:

バルブ全開と全閉でダイノマシンを使ってパワーチェックしてみましたが、実際にはピークで2~3馬力しか変わらないんですよ。でも、バルブ全開時はほぼ直管なので高回転域がターボ的に伸びる。そのため体感的には凄いパワー感がある。逆に閉じたときは排圧がかかるので、低中速域のトルクが増し乗り易くなる。その特性の違いが大きいですね。

佐川:

私も前回、実際に試乗させていただきましたが、おっしゃるとおりです。全閉と全開とではサウンドとともにパワーフィールが明らかに違う。まるでチューニングの異なる2つのエンジンを1台で楽しめる感じです。ダブルヘッドは仕上げもきれいですが、モノ作りではどんな部分にこだわっていますか?

金曽:

クルマでもバイクでも「パーツには必ず意味がある」と思っています。例えば、レースの世界は純粋に工業部品の組み合わせで勝負している。そこに意味のないパーツはないのです。こうした考え方は、市販製品にも活かすべきではないかと。パフォーマンスはもちろんですが、見た目のクオリティやデザインも大事。梱包を開けたときの喜び、装着してみて実際に走ったときの感動、それを眺めたときの満足感…どれひとつ欠けてもダメだと思います。

佐川:

ステンレス製にこだわるのもそのためですか?

金曽:

長く使ってもらいたいから。鉄のほうが安く楽に作れますが、錆びたりメッキが剥がれたりしたらガッカリじゃないですか。ダブルヘッドはインナーパイプまで全てステンレス製。ステンレスの方が鉄より強度もある分、パイプ材も薄く作れるので軽量化できるメリットもあります。

佐川:

見えない部分にも「こだわり」があるのですね。では最後に、読者にメッセージをひと言お願いします。

金曽:

前回のバージンハーレーの特集を見てここに来られたお客様が、実際に製品に触れてみて「本当にそのとおりだね」と言ってくれたときが一番嬉しかった。理詰めで作って、パフォーマンスとクオリティがきっちり分かってもらえる製品を作りたかったから。ダブルヘッド・マフラーはたくさん売れなくてもいいんですよ。その代わり、皆さんに長く愛されるマフラーになってほしいですね。

ダブルヘッドマフラーの本質的な魅力とは…

「音量ではなく音質、そしてライディングフィールにこだわった」

エー・ピー・アール開発担当 森 健太

 

サービスセンターでユーザーと直に接することが多い森 健太氏。<br />「ユーザーから届いた生の声を製品開発に活かしていきたい」と語る。 サービスセンターでユーザーと直に接することが多い森 健太氏。「ユーザーから届いた生の声を製品開発に活かしていきたい」と語る。

エー・ピー・アールの内部。この裏手には広大な4輪レースカー用ファクトリーが広がる。<br />同社はスクーターカスタム界でも既に有名な存在だ。 エー・ピー・アールの内部。この裏手には広大な4輪レースカー用ファクトリーが広がる。同社はスクーターカスタム界でも既に有名な存在だ。

佐川:

森さんは現場でマフラーの開発に携わっていらっしゃいますが、苦労した点などを教えてください。

森:

実は最初に作った試作品は消音しすぎてしまい、中身を変えてストレート構造に変更したという経緯もありました。また、爆音系なども試してみましたが、これは当社のコンセプトとは違うなと。サウンドに関してはあくまでも音量ではなく音質の良さ、そしてライディングの気持ちよさにこだわって作り込んでいます。

佐川:

軽量化のメリットでしょうか、ノーマルに比べてハンドリングが軽くなっていますよね。

森:

ダブルヘッドのサイレンサーは1本の重量が3.6kgぐらいですが、ノーマルよりも1kgほど軽くなっています。特にサイレンサー部分は車体の端にあるためマスの影響を受けやすいはず。敏感な方なら違いを感じるかもしれませんね。ハンドリングの軽快感に関しては出力特性の影響も大きいと思います。

佐川:

トルクもよく出ていますからね。瞬発力が増した分車体を押してくれるように感じますが。

森:

トルクだけではなく燃費が良くなったという話も聞いています。ソフテイルではリッター2kmぐらい上がったとか…。通常は抜けがいい分燃料を食うように思いますが、トルクが出ている分スロットルを開けなくて済むという図式かもしれませんね。

佐川:

ビジュアル的な魅力としては、テールパイプが選べるというのも嬉しいですよね。

森:

デザインだけでなく実はサウンドも変化します。ターンダウンは反響して弾ける音になるし、テーパーも独特の鼓動感が楽しめるようになります。お客さんにはけっこうこだわる人が多くて、アルミテールにバフがけしたりアルマイト加工したりして楽しんでいる人もいるようです。

佐川:

テールパイプで音質まで変わるというのは面白いですね。音や装着方法などに関してユーザーから何かリクエストはありましたか。

森:

当社のウェブサイトでサウンドも聞けるのですが、実際の音質まではなかなか分からない部分もあります。 来社いただいて実物の音を聞いていただけると納得される方が多いようです。中には音量をさらに下げてくれ、というお客さんもいましたが、その場合はバッフルを追加したりして現場で対応させていただいています。また、車体まわりをカスタムしていて単純に取り付けできない場合などは、ステーを作り直して装着することもあります。

佐川:

年式によってインジェクション仕様とキャブ仕様がありますが、そのあたりの対応はどのように?

森:

これまでのところ、セッティングの変更などせずに両方とも不具合は出ていません。可変バルブにすることで出力特性がある程度変わりますが、同時にセッティングの許容範囲が広がる面もあるようです。厳密に言えば燃調も同時にチェックしたほうがベターですが、ハーレーの場合はそこまで厳密に突き詰める必要性はないと思います。ただ、燃調は今後取り組んでいきたいテーマではあります。

佐川:

ラインナップを今後増やしていく予定はありますか?

森:

当面はやはりハーレー用を充実させていく予定です。現行ラインナップにない車種でも、テスト用に現車を貸していただければ優先的に開発を進めさせていただきます。もしご興味がありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

ダブルヘッドマフラーの本質的な魅力とは…

「自分が欲しいモノを作る」これがキーワード

モーターサイクルジャーナリスト 佐川健太郎

 

最近はユーザー意識も変わってきたのでしょうか。バイク乗りにも成熟した大人の考え方を持つ人が増えてきたように思います。自分も含めて家庭を持ってご近所付き合いもするようになれば、バイクの出し入れにも気を遣いますよね。「表通りまで押していけばいいのかもしれないけれど、ハーレーは重くて押せない(笑)。だから自宅でエンジンをかけられるマフラーが欲しかった」と金曽さん。手元のレバーで音量と音質、出力特性まで変えられるマフラーというかなり欲張った発想も、バイク好きの社長が自分で図面を引いて自分のために作った製品ならでは。「必要は発明の母」と言いますが、ヒット商品を生み出す人はみんな同じことを言うものです。「自分が欲しいモノを作った」これが製品に魂を吹き込むキーワード。

 

ダブルヘッドのマフラーは金曽さんと同じような大人のモラルを持ったライダーが待ち望んでいたアイテムだと思います。今回もダブルヘッドを装着したダイナに試乗させていただきましたが、前回のロードキング以上にバルブ開閉によるパワーフィールの違いがはっきり出ていて楽しめました。また、絞ったときの音質がマイルドなので、街中では疲れにくいことも新たに発見! 今後は音量調整機構を電動式にするアイデアも考案中とのことで楽しみです。ダブルヘッドは現在ハーレー専用ですが、このシステムを使った他社製バイク用マフラーも開発してくれないか、などとついつい期待してしまいますね。

 

  • 排気バルブ全閉状態。完全に塞がっているようだが、実は手前の穴から迂回してインナーパイプに戻される仕組み。

    排気バルブ全閉状態。完全に塞がっているようだが、実は手前の穴から迂回してインナーパイプに戻される仕組み。

  • 排気バルブ全開状態。フラップが水平になり、ほぼストレートに排気させることで歯切れの良いサウンドと加速感を実現。

    排気バルブ全開状態。フラップが水平になり、ほぼストレートに排気させることで歯切れの良いサウンドと加速感を実現。

  • サイレンサー裏側に排気バルブの作動部がある。タイコ部分に連結されたワイヤーとバネのテンションにより開閉する。

    サイレンサー裏側に排気バルブの作動部がある。タイコ部分に連結されたワイヤーとバネのテンションにより開閉する。

  • サイレンサー取り付け部を上からのぞいてみたところ。バルブ機構は普段は目立たない部分に隠れている。

    サイレンサー取り付け部を上からのぞいてみたところ。バルブ機構は普段は目立たない部分に隠れている。

  • 調整レバーからの伸びたワイヤーは2つに分岐して、左右のサイレンサーのバルブを作動させる仕組みだ。

    調調整レバーからの伸びたワイヤーは2つに分岐して、左右のサイレンサーのバルブを作動させる仕組みだ。

  • テールパイプ接合部は長穴加工され、取り付け角度をアレンジ可能。スラッシュカットやターンダウンは個性を楽しめる。

    テールパイプ接合部は長穴加工され、取り付け角度をアレンジ可能。スラッシュカットやターンダウンは個性を楽しめる。

ハーレー用を豊富にラインナップ

5種類のデザインを選べるのも大きな魅力

 

最近、ファットボブとワイドグライド、ファットボーイ用がそれぞれラインナップに加わったというダブルヘッド・マフラー。そのもうひとつの大きな魅力はデザインのバリエーションである。製品本体のサイレンサーとテールパイプを別体式として、5種類のデザインから選べるのが特徴。テールパイプは単体でも販売しているので、後から交換したり気分によって付け替えたりすることもできる。現在のところ、ハーレー用としてスポーツスター系、ダイナ系、ソフテイル系、ツーリング系の各モデルレンジに専用タイプをラインナップ。センターパイプ径(φ44mm)が同じなら他メーカーでも取り付け可能だそうだ。気になる価格だが、サイレンサー単品で6万8250円(ツーリング系は7万3500円)。テールパイプとのセット価格も以下のとおりだ。排気バルブとその調整機構も付いての価格と考えると、とてもリーズナブルといえるだろう。材質は耐久性に優れるオールステンレス製で、完全ボルトオン装着が可能。発売元のエー・ピー・アールのガレージで取り付け(工賃12,600円)もしてくれるので、実際にテールパイプをいろいろと試して好みの1本に仕上げるのもいいだろう。

 

  • シンプルですっきりとしたデザインで飽きのこない「ストレート」

    「ストレート」

    価格:7万3500円~7万8750円
    (テールパイプ単品:3150円/1個)

    シンプルですっきりとしたデザインで飽きのこない「ストレート」

  • ダイナ系などによく似合うスポーティかつオーソドックスな「テーパー」

    「テーパー」

    価格:7万7700円~8万2950円
    (テールパイプ単品:5250円/1個)

    ダイナ系などによく似合うスポーティかつオーソドックスな「テーパー」

  • カスタムマインドを刺激するチョッパーイメージの「スラッシュ」

    「スラッシュ」

    価格:7万5600円~8万0850円
    (テールパイプ単品:4200円/1個)

    カスタムマインドを刺激するチョッパーイメージの「スラッシュ」

  • ツーリング系などにフィットするゴージャスな雰囲気の「ターンダウン」

    「ターンダウン」

    価格:8万4000円~8万9250円
    (テールパイプ単品:8400円/1個)

    ツーリング系などにフィットするゴージャスな雰囲気の「ターンダウン」

  • スポーツスターなど走りのモデルにはクールな「アルミテール」

    「アルミテール」

    価格:7万6650円~8万1900円
    (テールパイプ単品:4725円/1個)

    スポーツスターなど走りのモデルにはクールな「アルミテール」

  • ダブルヘッドではヘルメットホルダーなども取り扱う。T型のアンカーにDリングを通して吊り下げ、施錠することができる。

    「ヘルメットホルダー」

    価格:8820円

    ダブルヘッドではヘルメットホルダーなども取り扱う。T型のアンカーにDリングを通して吊り下げ、施錠することができる。


ダブルヘッド「ストレート」

ダブルヘッド「ストレート」

価格:7万3500円~7万8750円
(テールパイプ単品:3150円/1個)

ダブルヘッド「テーパー」

ダブルヘッド「テーパー」

価格:7万7700円~8万2950円
(テールパイプ単品:5250円/1個)

ダブルヘッド「スラッシュ」

ダブルヘッド「スラッシュ」

価格:7万5600円~8万0850円
(テールパイプ単品:4200円/1個)

ダブルヘッド「ターンダウン」

ダブルヘッド「ターンダウン」

価格:8万4000円~8万9250円
(テールパイプ単品:8400円/1個)

ダブルヘッド「アルミテール」

ダブルヘッド「アルミテール」

価格:7万6650円~8万1900円
(テールパイプ単品:4725円/1個)

ダブルヘッド「ヘルメットホルダー」

ダブルヘッド
「ヘルメットホルダー」

価格:8820円

(株)エー・ピー・アール
取締役社長/設計担当

金曽裕人 氏

4輪用アフターパーツメーカー大手のHKSとアペックスを経て、現在はエー・ピー・アール社長、そして総監督としてスーパーGTなどの4輪レースマシンの設計・開発を行う傍ら「ダブルヘッド」ブランドを立ち上げる。熱烈なハーレーファン。

(株)エー・ピー・アール
開発・サービスセンター担当

森 健太 氏

ダブルヘッド・マフラーの開発責任者として試作品の製作やニューラインナップの開発、テストなどを担当。サービスセンターにおいてユーザー対応や車種毎のフィッティング作業なども行う。現在オリジナルのカスタムクルーザーを製作中。

テスター:佐川健太郎

フリーの編集者を経て、2輪専門誌やWEBマガジンで活躍中のモーターサイクルジャーナリスト。ニューモデル試乗や開発者インタビュー、用品テストなど守備範囲は広く、ライディングテクニックやメカニズムにも詳しい。「ライディングアカデミー東京」校長。

取材協力
株式会社エー・ピー・アール

http://www.double-head.com/
〒243-0021
神奈川県厚木市岡田3111
TEL:046-226-8988
FAX:046-228-7636