ハーレーダビッドソンの最新モデルを3週間に渡り体感することができるスペシャルモニターキャンペーン。そのキャンペーンに見事当選し、ハーレーライフを身近に楽しんだライダーのレポートをお届けする。今回はハーレーダビッドソンの新たなジャンルを切り開いたニューモデル、パンアメリカ スペシャルのモニターに当選したM.T.さんからのレポートだ。
―――既存のハーレーダビッドソンのラインナップから外れ、新境地を切り開いたアドベンチャーモデル、パンアメリカ スペシャル。多くのライダーが興味を持つ、最新モデルだ。そのパンアメリカ スペシャルを複数台のハーレーに乗り継いできたM.T.さんがモニターライドを行った。そこで実際に感じた魅力を教えてもらった。
「これまで国産バイクやハーレーを乗り継ぎ、現在はFLHTCUの105thアニバーサリーと、XR1200X、そしてウルトラ仕様にカスタマイズされたモンキーを所有しています。モニターキャンペーンをホームページで知り、まったく新しいジャンルであるパンアメリカで応募したところ当選しました。
まずアドベンチャーバイクとなると最初に心配になるのは足つき性だと思います。ハーレーの多くはシート高が低く、そこに魅力を感じている人もいるでしょうから、シートの高いパンアメリカはどうなのだろうと考えてしまいます。しかしパンアメリカ スペシャルに装備されている自動サスペンション調整機構、ARH(アダプティブライドハイト)のおかげで、乗降時や停車中での足つきは良好でした。走っている最中はサスペンションの状況がディスプレイに表示されるのですが、とても自然であり、違和感を感じるようなものではなかったです。
新たに開発された水冷エンジン、レボリューションマックス1250は、抜群の吹け上がりと、パワー・トルク感のバランスを楽しめるもの。また、排気音もジェントルなものです。構造的には全く違うのですが、ミルウォーキーエイトエンジンのような鼓動感も持ち合わせています。
ワインディングや高速でオンロードでの性能を堪能したあとは、少しオフロードも走らせてみました。ライディングモードをオフロードにセットすると、サスペンションがソフトになり、不整地路面をトレッキングするのに便利です。しかしダイナミックな走りを楽しめるオフロードは少ないでしょう。パンアメリカはあくまでアドベンチャー“ツーリング”モデルだと思います。
気になった点を挙げるとすれば、足のつま先にエキゾーストパイプからの熱が当たるので、しっかりしたライディングブーツでないといけないことや、キックスタンドを雑に扱うと反動でもどってしまうので、丁寧に出さなければならなかったことです。
普段自分がツーリングを楽しむ道で、ニューモデルを存分に走らせることができて、本当に楽しむことができました」とM.T.さん。
モニター車両のパンアメリカ スペシャルは、茨城県の正規ディーラー、ハーレーダビッドソン テラカドでの引き渡しとなった。ハーレーオーナーでもあるM.T.さんの行きつけのディーラーでもある。
茨城県中部に位置する涸沼湖は、普段ツーリングに行くスポットの一つ。水辺を背景にしバイクを撮影することができるスポットもある。パンアメリカ スペシャルはデザインも良い。
心地の良いワインディングロードを抜けてたどり着く、常陸大宮市にある御前山ダムは、バイクの走りと景色が同時に楽しめるお薦めツーリングスポット。紅葉シーズンは最高。
M.T.さんが、現在所有しているFLHTCU105thアニバーサリーと、XR1200X、キジマ製パーツなどによりFLHTCU仕様にカスタマイズされたモンキーの3台。