ホットロッドスタイルを踏襲した特別な1台
究極のファクトリーカスタムモデルが登場
2010年1月、アメリカ本国のハーレーダビッドソンのウェブサイトに突如姿を現し、「日本に上陸するのはいつだ」と多くのハーレーファンをやきもきさせた XL1200X FORTY-EIGHT がついにやってきた。伝統と言える生来の無骨なホットロッドスタイルを取り入れたファクトリーカスタム・スポーツスター。太平洋戦争後の1940~50年代はカスタムカルチャーのはじまりとも言われる時代で、今回採用されたピーナッツタンクは、そんな時代背景を持つ1948年に登場、1958年に登場したスポーツスターにも取り付けられた。50年以上の時を経て再びファクトリーがカスタムモデルにこのピーナッツタンクを採用したことから、本モデルには1948年という年号に敬意を表し、FORTY-EIGHTという名を冠した。タンクのみならず、ライザー一体型メーターブラケットやフロントフェンダーなど、オリジナルデザインのパーツを配しつつ、前後160ミリというスポーツスター初のファットタイヤにダブルテクスチャードソロシートの採用、新設計のハンドルバーなど、強烈な個性を放つモデルとなっている。スタイリングもライディングフォームも攻撃的な特別な1台、ほかのライダーと違いを出したい人にうってつけと言える。 |
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2011年モデルの主軸と言える
カスタム提案力が試される一台
今年の主軸モデルと言って差し支えないでしょう。それほどの存在感を放っているのがこの FORTY-EIGHT です。実際にこのモデルがどんな場所で目にできるか、によって人々の捉え方も違ってくるとは思いますが、「都会」と「若者」という層を意識し、なおかつマッチしたファクトリーカスタムモデルと言えます。ノーマルの状態でも十分カッコいいのですが、ここからいかにグレードアップできるカスタムをご提案できるか、が試されるでしょうね。私ならナローなミディアムエイプハンドルに換えて、低めのシーシーバーに小さなテールランプを溶接させたものを装着……など、他とは違う FORTY-EIGHT の見せ方を考えてしまいます。オリジナリティが加えられた FORTY-EIGHT が街中を走っていたら、すごくいいですよね。購入を検討される方は、ぜひアイディアを絞ってプラスアルファを加えてみて欲しいです。
(ハーレーダビッドソン シティ川越店 マネージャー 松本 泰輔氏)