VIRGIN HARLEY | ハーレーダビッドソン2010年ニューモデルの真実「ソフテイル編」 特集記事＆最新情報

漆黒の鎧をまとった大人気モデル
より存在感を増したファットボーイ

近年の主流となっているブラックアウトモデル。その潮流はソフテイル・ファミリーにも押し寄せ、稀代の人気モデルFLSTFファットボーイが漆黒の鎧をまとい、名をFLSTFBファットボーイ・ローと改めて登場した。フレームやスイングアーム、オイルタンク、ドークカバーといった主要なパーツはブラックデニム仕上げとなっており、ヘッドランプやアッパーフォークカバー、リアフェンダーストラットなどをグロスブラック仕上げにして、「ただ真っ黒い」だけではない質感の違いを生み出している。そこにサテンクローム仕上げされたヒートシールドやプライマリーカバーなどがアクセントとなり、デザインバランスを保っているのだ。
さらにファットボーイ・ローの大きな特徴として、ローダウンリアサスペンションの採用が挙げられる。ライダーシートもスタンダードモデルよりくぼんだバッドランダーベースジオメトリーを取り入れ、シート高620ミリを実現。これにより、2010年の全ラインナップ中でもっとも低い加重時シート高を実現させた。
何より走行時のインパクトがとりわけ強い。ファットボーイの代名詞のひとつディッシュホイールがブラックアウトされたことで、以前にも増して足元がグっと引き締まり、よりパワフルな印象を与える。見た目以上に深みを持ったとっておきのモデルと言える。