VIRGIN HARLEY | ハーレーダビッドソン2010年ニューモデルの真実「スポーツスター編」 特集記事&最新情報

ハーレーダビッドソン2010年ニューモデルの真実

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NEWMODEL

さらなる進化を遂げた
新時代を切り開くXR1200X

1970年代にアメリカのボードレースで活躍したXR750をモデルに、昨年登場したXR1200。早くもそのグレードアップ版ともなるXR1200Xが鮮烈デビューを果たした。ぱっと見ただけなら「全身がブラックアウトしただけ?」と思われがちだが、そんなことはない。従来モデルの走行性能をよりアップさせているポイントこそ、XR1200Xの真髄だと言える。
最大の特徴は、「ショーワ製BPFフロントフォーク」の採用だ。従来型のものと違ってインナーチューブ一体型のロッドガイドが内蔵されており、構成部品の簡略化によりバネ下重量が軽減して運動性能の向上につながっている。さらにリバウンド/コンプレッションダンピング調整機能が備えられているなど、これだけでも十分な性能アップを果たしていると言える。これに加え、フルアジャスタブルリアサスペンションを搭載することで、前後の足周り強化を図り、スタンダードモデル以上の制動性を生み出している。デザイン面で言えば、タンクグラフィックはもちろん、フロントフェンダー、ブレーキディスク、ホイールがデザインチェンジしており、十分XR1200以上の魅力を持ち合わせている。ハーレーの新時代を切り開いていくモデルは、ますます進化し続けているのだ。

 

 

 

 

スポーツスターXL883Lの
価格を88万3,000円に変更

XL883C、XL1200Rとともにカタログ落ちしたXL883の最安値88万3,000円という価格は、XL883Lが引き継いだ。同モデルがより身近に感じられる設定になったと言える。

ECM(電子制御モジュール)
の位置変更

これまでシート下に収まっていたECM(電子制御モジュール)が、リアシリンダー裏側のダウンチューブへ移動。シート周りのカスタムスタイルに幅ができることだろう。

プレッシャーリリーフバルブを
オイルタンクへ追加

オイルタンク上部に追加することで、ベントラインに詰まりなどが発生して内部に過剰な圧力が発生した際、タンクの損傷防止のためバルブが開いて放出する仕組み。

サイドスタンドフレームブラケットおよびレッグのデザイン変更

駐車時の安定性をより向上させるため、車体の傾斜角度を増加させようとサイドスタンドのフレームブラケットとレッグの形状を変更した。以前にも増してバランスが良くなった。