梅雨の時期を抜けるか抜けないか……微妙な時期で、走りに行くにも判断しかねる今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか? 「不定期連載」という名目で5月に復活して以来、毎月更新しているファッション講座、復帰3回目になりました。今回は当ショップのお客様に加え、東京・味の素スタジアムで開催されたアメリカン・ワールド・フェスタ in 東京でのV-H読者撮影会の参加者にも登場してもらい、ぬっきー節全開でファッションチェックさせていただきマス!
KAZUさん(36) / 職人 Harley-Davidson FXCWC
まずKAZUさんに驚かされたのは、その年齢。36歳? 実年齢より全然若いじゃないですか! お世辞抜きでうらやましいです(笑)。ファッションに目を向けると、TシャツにロンTをレイヤードし、濃色デニムのボトムスとビーニでまとめたスタンダードなスタイリングが魅力の着こなしですね。しかしっ! その若々しさに大人の雰囲気を漂わせる意味で、アクセサリーを取り入れて高級感を演出したらカッコいいかも。若造とは違うところを見せちゃいましょう(笑)。
ゆきさん(32) / 主婦 Harley-Davidson XL1200L
お洒落好きな雰囲気を醸し出しているキュートなコーデですね。ひとつひとつのアイテムにヒネリがあり、セレクトにこだわりを感じます。バイク乗りの独特なハードさではなく、可愛らしいコーデは女性ならではですね。髪のカラーリング、ベルト、ブーツのカラーが全体の印象をまとめています。撮影されたのは5月末のAWF in 東京とお聞きしているので全体的に冬っぽいスタイルなのは致し方ないかな、と思いますが、ベストとグローブのファーは冬物アイテム丸出しでNG!ですよ~(涙)。
ナイスなこーちゃん(33) / 会社員 Harley-Davidson FXCWC
ブラックカラーのGジャンに純白のシンプルシャツと、爽やかなカジュアルスタイルが印象的。ボトムスも濃色をチョイスしてモノトーンコーデの完成です。ハーレー乗りには珍しい(?)清潔感あるコーデに好感が持てます。しかし誰でも簡単にスタイリングできるモノトーンコーデで……業界では“究極の手抜きコーデ”と言われています(汗)。少しだけでも差し色で遊び心があると、お洒落感がランクアップしますよ。このスタイリングなら、バイクから降りてもハードすぎず違和感もないですね。
岡尾剣士さん(30) / 会社員 YAMAHA DRAGSTAR CLASSIC 400
ホワイトカラーのシンプルなGジャン。これだけで十分夏カジュアルの雰囲気を感じさせてくれます。そしてインナーはブラックカラーと、こちらもモノトーンスタイル。ベルトをチラ見せしつつ、カラーはGジャンに合わせたホワイトカラーが相性良いですね。ボトムスまで白ではちょっとキメすぎだし、淡いカラーもアリですが、ここはやはり“男臭さ”を演出するためにインディゴカラーのジーンズをチョイス。全体的にすごくお洒落か? と聞かれれば微妙だけど、無難にまとめていますね。
黒川 隼さん(33) / 会社員 Harley-Davidson FXDB
何といっても注目は、バックスタイルがインパクト大!なボーリングシャツ。完全に地位を確立したレイヤードスタイルは、シンプルなサーマル素材のロンTを。背中の刺繍と同色のインナーがうまくまとまっています。ボトムスにはスリムなジーンズを合わせ、シルエットにもこだわりが感じられます。特に全身のサイズ感は良いですね。昔はこの人、服のサイズ感が大きすぎて実年齢より10歳は老けて見えていたんですよ(笑)。CAPとブーツのカラーを黒で合わせず、ハズシで茶系を合わせたのも、まあまあイイんじゃないの?
1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。
国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。
【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】