VIRGIN HARLEY |  ファッションチェック2009年2月編ファッション講座

ファッションチェック2009年2月編

  • 掲載日/ 2009年02月09日【ファッション講座】

バイクファッションの画像

デビルアロー綿秡の
ストリートファッションチェック

1年で最も厳しい寒さの2月。のはずが、今年は暖かいですね。とは言え、バイクで走るとなるとやっぱり寒い。私もついついバイクを磨く日々…いわゆる盆栽バイク生活を送ってしまいます。それでもバイクのことを考えると動かしてやらないと…。特に空冷エンジン車は、冬こそ調子が良くなりますしね。私たちもうまく防寒を取り入れたスタイルで、今年を乗り切りたいものです。

Riders Style01

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神崎 真寿美さん(26) / 会社員 Harley-Davidson FXSTS

艶っぽいジャケットが
ハーレーと好相性!

綿秡アドバイス

ブラックカラーのナイロンジャケットに、ジーンズでコーデ。いかにもバイク乗りといったジャケットではないので、野暮ったく見えませんね。インナーに鮮やかなカラーのZipジャケットをレイヤードし、挿し色として効かせているのもいいですね。全体として、色気を感じる印象に着こなせていますよ。各アイテムのサイズ感もイイ感じです。

バイクファッションの画像
【左】ブラックカラーのアウターに挿し色としてをレッドでコーデしたのはナイス。惜しいのはインナーTシャツがブラックで、重たい印象ということ。淡いカラーの方がスッキリ見えますよ。小振りなネックレスは主張し過ぎず、首元のアクセントに活躍していますね。 【中央】ナイロン地のボディに、両アームのラインがパイソン柄のフェイクレザーをあしらったジャケットはCOOL。しかしタウンユースで考えると“怖そうなお姉さん”に見えちゃうかも?(笑) 【右】ジーンズのベルトループとポケット部分には、アクセサリが施されていて可愛いですね。ベルトのバックルがシンプルで上手くまとめています。バックルがインパクト(派手)あると、ジーンズのアクセサリと喧嘩しちゃうからね。

Riders Style02

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西山 秀樹さん(38) / 飲食店経営/俳優 Harley-Davidson FLHR

決め過ぎずストリート過ぎず
力の抜けたカッコよさ!

綿秡アドバイス

いい具合に力の抜けたカッコよさが、絶妙な着こなしですね。サイジング、カラーチョイスともにGOODです。ラムスキンのジャケットは強靭さに欠けますが、柔らかい素材なためライディング姿勢でも窮屈感がなくてイイですよね。またダブルフェイスで保温性もいいですから、寒い時期にはオススメです。

バイクファッションの画像
【左】ブルーカラーのCapはインナーのパーカと合わせて上手くコーディネイトされています。ヘッドウェアも数種類持っていると、コーディネイトしやすいですね。【中央】プルオーバー(頭からかぶって着るウェア)のパーカはZipタイプと比べると着回しの幅が狭くなりがちですが、アウターもZip仕様ですので煩く見えずフロントのプリントデザインの幅も広がり、インナーでコーデするには重宝するアイテムです。Zipの隙間からの風の浸入も防げますしね。 【右】ヒップにはZIP使いの「スターカッティングポケット」がユニーク。遊び心を取り入れるファッションセンスが他の人と差をつけるポイントですね。

Riders Style03

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清田 浩道さん(34) / 自営業 Harley-Davidson FXST

タウンユースのアイテムは
遊び心をプラスして!

綿秡アドバイス

ブラックカラーのダウンジャケット、インナーにも薄地のダウンのレイヤードで防寒対策はバッチリ。保温性あるネル素材のチェックシャツは、差し色に役立っていますね。全身のカラーコーデを見ると、ブラックカラーのアウターが重い印象でチョッと浮いてしまっています。茶系やグリーン系をセレクトすると一体感が出たと思いますよ。

バイクファッションの画像
【左】ニットCAPはブラウン系で、インナーのダウン・ブーツ・赤いシャツには相性がイイですね。【中央】トレンドに左右されないベーシックなアイテムは、少し保守的な印象に感じます。あと1点だけでも大胆なディテールを加えるだけで全体の表情が変りますよ。 【右】ジャケットの裾から覗く赤いチェックシャツと、ジーンズのヒップポケットの赤いデザインステッチが好相性ですね。このような目立たない拘りのコーデ、私は好きです。

Riders Style04

バイクファッションの画像

Jayさん(45) / 会社員 Harley-Davidson FXST

野暮ったさとは無縁
“色気”を表現したスタイル!

綿秡アドバイス

この着こなしなら、街中を歩いていても違和感ゼロですね。トレンドのチェックシャツをミリタリー風ジャケットに合わせて、大人の色気をうまく演出していますね。アラフォー過ぎても、オシャレを楽しむ気持が素晴らしいです。体型も見事に維持されていますね。こういう人って、いくつになってもオシャレを忘れないんでしょうね。

バイクファッションの画像
【左】今季流行したチェックシャツ。世間ではアメカジなテイストが多い中、あえて他人と違う艶っぽいシャツをセレクト。カーキのジャケットにパープルのシャツのカラーコーデがナイス!【中央】ジャケットの裏地はラビットファーのライナー付き。デザイン的にも色気を醸し出し、バイク乗りには保温性も確保され一石二鳥なアイテムですね。 【右】チェックシャツの下にはタトゥープリントのロンTをコーデ。無地だと寂しく見えますがインパクトのあるプリントのお陰でオシャレ感UP!

Riders Style05

バイクファッションの画像

綿秡 幹哉さん(42)/ DevilArrow Harley-Davidson XL1200R

インナーの差し色効果で
寂しさを解消してみました!

綿秡アドバイス

バイクから離れても違和感が無いのが僕の持論。今回はチョコレート色の長めのダウンジャケットに茶系のカーゴパンツ、インナーにはZipパーカでコーデ。上下が茶系でシンプルなため、差し色に赤いパーカをセレクトしました。パーカは全体にペイズリーのプリントが施されていて一見派手ですが、インナーに合わせると煩くないでしょ?

バイクファッションの画像
【左】歳も取ると毛が細くなり、ヘルメットで潰れたヘアーは採れたての“ワカメ”状態(笑)。手ぐしでは修復不可能ですから、ヘッドウェアは必須アイテムです。デザインや、カラーバリエーションがあるとウェアとコーデしやすいですよ。【中央】一見シンプルに見えるダウンジャケットは、フロントのファイヤーマンバックル(消防士の制服に付いているバックルをモチーフ)が特徴です。フロントのZipを閉めると、タイトなシルエットになります。【右】タウンユース用のブーツは汚し加工が施されUSED感を演出。キレイめなブーツだとバイク乗りには似合わないし、傷や汚れも気になるからね。ほとんどのハーレー乗りがエンジニアブーツだから、個性を出したいアイテムですね。
講師プロフィール
綿秡 幹哉(Mikiya Watanuki)

1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。

取材協力

国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。

【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】

お問い合わせ/info@devilarrow.com
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