みなさん、ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか? 雲行きが怪しい日もありましたが、おおむね快晴、これぞ五月晴れという日々でしたね。昼間は半そでで歩いている方も見受けられるほどの暖かさでした。ただライダーは半そではキケンですし、まだまだ夜は寒いですから、必然、ジャケットやブルゾン類をセレクトすることになるでしょう。今回のファッションチェックは、そういったスタイルの方々をご紹介いたします。それでは今月もファッションチェック、いってみましょう!
Tetsuさん (29) / 写真関係 エリミネーター250SE
この「ファッション講座」スタート以来、初のジャンプスーツ(ツナギ)。ウエスト付近からの風の浸入は皆無で、バイク乗りの防寒対策には重宝しますね。またファッション性も他のバイク乗りとは差を付けられるアイテムです。ロックテイストなTシャツなどモノトーンでのコーディネイトも非常にクールですよ。
横川 政幸さん (41) / 自営業 ハーレーダビッドソン FXSTS
ダウンジャケットにインナーは“BUCO”のロンT。ボトムはデニムをブーツイン。全身ブラックカラーで統一しても、レザーアイテムを取り入れていないためにハードなイメージは無くワイルドなムードが醸し出しています。このスタイルならバイクから離れても違和感無いですね。ただ淡いカラーを取り入れてあるともっと良かったですね。
宮沢 一さん (29) スズキ GSX1400Z
春にピッタリの鮮やかなブルーカラーのロンTは、非常に爽やか。着丈もバッチリです。ただ、アウターのブルゾンとの相性が少し悪いのが残念です。またデニムの股上が深いため、ベルトが見えず何か寂しい印象を与えています。ベルトやネックレスなど、小物を効かせたコーディネートに気を使うとグッと良くなるハズ。
稲葉 真さん (28) / カメラマン助手 ヤマハ SR400
マウンテンパーカにプルオーバ-のパーカをレイヤード、ボトムはスキニーパンツ。全身のサイズ感はバッチリなんですが、全体的に地味なのが残念です。バッグやアクセサリなど小物を全く取り入れてないのが原因です。稲葉さんはまだ20代なんですから、もっと冒険しましょう。ファッションを楽しめるときなんですから、もったいないですよ。
橋口 真一さん (32) / 自営業 Harley-Davidson VRSCDX
パーカ、チャップス、デニムアイテム…とアイテムセレクトはいいのですが、個性の違うものを合わせているのが気になりますね。バラバラのアイテムでコーディネイトするのってかなり難しいです。ご注意ください。また上下インディゴブルーのデニムとの組み合わせは、今のトレンドからすると厳しいかな。アイテムはいいだけに惜しいですね。
1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。
国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。
【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】