2月、ライダーにとっては非常にツライ季節ですね。今回は街乗りをテーマにしてみました。この時期のツーリング仕様だと、どうしてもモコモコしちゃいますからね。防寒を最重要ポイントにしちゃうと、どうしてもオシャレは追求できません(もちろん、それでもオシャレを楽しんでいる方はいらっしゃいますが)。しかし、最低限の防寒とすることでオシャレに乗ることはできます。今回はその辺りをポイントにご覧ください。それではファッションチェック、いってみましょう。
Jonnyさん(42)/会社員 Harley-Davidson XLH883
体型に合ったサイジングがお見事ですね。脇役(ヘッドウェアー・ベルト・ブーツなど)である小物アイテムに手を抜かず、主役に代えるお手本的なコーディネイトです。この手のスタイルはついついやりすぎになってしまうことが多いのですが…綺麗にまとまっています。まさに現代版のカウボーイのようなファッションですね。
ターミーさん(30)/編集部員 HONDA CB125JX改
黒無地の定番ライダースとは違い、ブラウンカラーにホワイトラインのデザインが、街で着用してもハードさが和らぎ洒落た感じでバイクから離れても街に溶け込めますね。気になるのが、襟なしブルゾンに対してインナーは襟つきのため収まりが悪いのが残念。無難にVネックやクルーネックを取り入れると、上手くまとまると思います。
アシャヒさん(27)/会社員 KAWASAKI ZEPHER X
タウンユースでも違和感のないコーディネートでイイ感じです。全身にゆとりのある、オーバーサイズなシルエット。このスタイルだと、アリなサイジングです。カラーコーディネイトも考えたアイテムセレクトで地味すぎず、うるさすぎず好印象です。オシイのはヘッドウェアがないことかな。ビーニなどを取り入れたら、さらにオシャレでしたね。
青木 武史(29)/カメラマン YAMAHA FJR1300
“AVIREX”B-3のアウターに和柄デニム。もろアメリカなB-3と和柄のデニムの相性が今ひとつですね。無難にカーゴパンツの方が合わせやすかったと思います。また、インナー・アウターともに無地なので寂しいですね。インナーは、柄やプリント物が良かったかも。アウターも、ちょっと大きすぎですね。2サイズ小さくても良いかも。
大輔さん(30)/編集部員 Harley-Davidson XLH883
インナーにボアつきのコットンブルゾンとインディゴブルーのデニム、インナーには大きなプリントが施されたスウェットでコーディネイト。アウターとボトムが無地で暗めなカラーが中心なのに加えて、小物アイテムが少ないために全体のイメージが寂しいですね。ヘッドウェアやアクセサリなどを積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。
1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。
国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。
【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】