VIRGIN HARLEY |  ファッションチェック2007年11月編ファッション講座

ファッションチェック2007年11月編

  • 掲載日/ 2007年11月20日【ファッション講座】

バイクファッションの画像

デビルアロー綿秡の
ストリートファッションチェック

みなさん、こんにちは。
いよいよバイクもオフシーズン間近ですね。寒い時期はついついオシャレよりも、暖かさを求めてしまいます。でも、そこはちょっと工夫すればカッコいいライダーになれると思います。今回もライダーの方々の着こなしチェックをしながらオシャレのポイントを学んでいきたいと思います。
さっそく今月のファッションチェック、行ってみましょう!

Riders Style01

バイクファッションの画像

Jayさん(43)/会社員 Harley-Davidson FLHR

カラーバランスが
明確に出すぎたのが残念

綿秡アドバイス

透湿防水テフロン加工の バイカーズコート にインナーは花柄プリントシャツ、ボトムはカモフラージュ柄でコーディネイト。服のサイズ感は申し分ありませんが、アウターとボトムのカラーバランスがハッキリしすぎなのが残念です。ブラックカラーのアウターなら同系色(寒色系)でコーディネイトすると、全身のバランスが良かったですね。

バイクファッションの画像
【左】オシャレに敏感なバイク乗りならヘッドウェアは必須アイテム。少しトップを余らせたビーニの被り方はイイ感じです。 【中央】インナーの花柄シャツのカラーが春っぽい印象で、この季節にコーディネイトするにはちょっと難しいですね。柄、色、素材は、その季節に合った物をチョイスすることで、オシャレ度を引き立ててくれますよ。 【右】ハーレーダビッドソンのウォッチをさり気無く、アクセサリ代わりに着けてるのは高ポイント。

Riders Style02

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ジュンシィーさん(40)/会社員 Harley-Davidson FXDL

シンプルな着こなしに
アクセサリと小物が○

綿秡アドバイス

シングルのレザージャケットに、無地のニット、ストレートデニムのシンプルなコーディネイトですね。そこにネックレスやリング、ビーニ、サングラス、ウエストバッグなどの小物に気を使っているのが好感度大。シンプルは下手をすると寂しい印象を与えてしまいますから。敢えて言うなら、インナーにもう少しプリントや刺繍などがあってもイイですね。

バイクファッションの画像
【左】ハーレー純正のレザージャケットですね。アメリカ製だからでしょうか、ツーリング先などでサイズが合っていない方も見かけますが、ジュンシィーさんは丈をカット、リメイクしてご自身の体型に合わせているとか。脱帽です。どんなに良い服でもサイズが合っていないとセンス悪く見えますからご注意を…。インナーのニットの丈も短めでイイですね。 【中央】デニムのベルトのバックルとウエストバッグのバックルが同じ位置に重なり合って、少々うるさく感じてしまいます。デニムのベルトのバックルを横にずらして間隔を開けるとスッキリ見えると思います。カラーも小物やシューズと合わせたほうがイイですね。 【右】ウエストバッグは小物等を収納するのには重宝するアイテム。残念なのは、バッグの作りが(縫製、革質)良いとは言えないところです。若い方が持つのはいいかもしれませんが、大人ならこだわりのある物を身に着けたいところですね。

Riders Style03

バイクファッションの画像

カンさん(43)/会社員 Triumph

スタイルを活かした
着こなしに挑戦したい

綿秡アドバイス

アルマーニのGジャン、アバクロのTシャツ、C・Pカンパニーのパンツと、インポートブランドでまとめてあります。ディテールに遊びがありながらもシンプルなGジャンに、無地では無くロゴ刺繍の入ったインナーでバランスを取っているのが○ 残念なのはGジャンのカラーが明るく春っぽいところ。もう少しダークだと季節感が出てよかったです。

バイクファッションの画像
【左】Gジャンの丈がちょっと長く、身幅も大きいように思います。1サイズ~2サイズくらい大きな印象でしょうか。カンさんはスタイルがいいのですから、トレンドのタイト・シルエットもまったく問題ないと思います。 【中央】Gジャンはシンプルなデザインが多く、パッと見た感じだと他と差がつき辛いアイテム。このくらいディテールにこだわりがあるととてもいいですね。 【右】アウター、インナー、ボトムすべてがタウンウェアのブランド。そこにバイク用のブーツですと、ちょっとコーディネイトが難しいですね。今回のコーディネートだとトレッキング・ブーツやコンバット・ブーツが相性イイでしょうね。

Riders Style04

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toco.さん(30)/銀座のおねーさん Kawasaki Vulcan Classic

バイクとの愛称も考えた
コーディネートが見事

綿秡アドバイス

ハードめのダブルのライダースに、インパクトのあるタトゥー・プリントのTシャツが印象的なtoco.さん。その短めの丈にゴツめのベルトで腰まわりが寂しくならずバランスが取れています。コーディネート全体の印象と、オールペイントされたバイクが合っています。バイクとの繋がりを考えてのコーディネートも楽しいものですから。

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【左】ジャンポール・ゴルチェのロンTeeは、ハードなライダース・ジャケットのインナーに相性抜群。無地でシンプルなアウターなので、これくらいインパクトのあるTシャツでもさほど派手に見えません。 【中央】このくらいの“ゴツイ”バックルが腰周りの寂しさを解消してくれます。 【右】当店でも取り扱いのあるブランド「REDPEPPER」のLedy’sです。フロントデザインはシンプルですが、バックスタイルにスカルと羽をモチーフにした刺繍がインパクトのあるデニムです。他のデニム・ブランドと差を付けることができますよね。

Riders Style04

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川端 誠司さん(31)/会社員 BMW R1200ST

タイトなレザーブルゾンを
中心とした着こなしが○

綿秡アドバイス

レザーブルゾン(Vanson)のタイトな感じがイイですね。レザージャケットは“ダボッ”とした感じで着ると野暮ったいですから。配色もハード過ぎず、バイクに乗る時以外も、街着としても使い回せる1着です。このまま街を歩いてても違和感ないですよ。今じゃVansonのレザーブルゾンは、バイク乗りだけのブランドではありませんから。

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【左】ブルゾンとTeeシャツのサイズはバッチリ。トレンドのフォトTシャツもシンプルなブルゾンには欠かせないアイテムです。 【中央】今回のTシャツのカラーですと、ネックレスのブラックレザーが強調されすぎてしまっています。無難にシルバーのチェーンの方が相性いいかもしれませんね。 【右】タイトなコーディネイトでは、携帯やウォレットなど収納に困りますが小振りなバッグがあると重宝します。しかし素材がナイロン系なのがオシイ。Vansonのレザーブルゾンに合わせるなら、レザー素材の方が良かったでしょう。
講師プロフィール
綿秡 幹哉(Mikiya Watanuki)

1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。

取材協力

国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。

【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】

お問い合わせ/info@devilarrow.com
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