VIRGIN HARLEY |  9時間目 ブレーキ・システムを知ろう。ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座

9時間目 ブレーキ・システムを知ろう。

  • 掲載日/ 2015年11月17日【ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座】

この度の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

新型コロナウイルスの感染を抑えるためには可能な限り外出を控え、人との接触を避けることが最重要だと言われています。私たちハーレー乗りも、愛して止まないハーレーにこれからも乗り続けるため、不要不急の外出を自粛し、自宅待機することが望ましいと考えられます。

そこでバージンハーレー.comでは「新型コロナに負けるな!」というコンセプトにより、パソコンやスマホを使い自宅で楽しめる過去アーカイブ記事を紹介させていただきたいと思います。まずは大人気コンテンツの「ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座」をここでご紹介。じっくり読んで、ハーレーダビッドソンのウンチクを身につけて、来たる新型コロナウイルス危機克服の日に備えていただければと思います。

レバーを握れば、バイクは止まるものだと思い込んでおるそこの君! どこがどーしてどーなるからバイクが止まるのか、この講座で勉強してみてはいかがかな?

俺でも解ると大好評の「ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座」、その第9時間目のお題は「ブレーキを知ろう」。そう、バイク乗りの命綱とも言うべき制動装置についてである。

ブレーキはいかなるオートバイにも前輪/後輸それぞれに取り付けられており、ドラム式とディスク式の2種類があることくらいは誰でも知っておるじゃろう。ドラムブレーキは言わば古典的なシステムで、外側のドラムを内側からブレーキシューを広げて押さえ付けることで制動力を発生させるもの。その後登場したディスクブレーキは、レコード板のようなディスクローターをブレーキパッドで挟み付けることで制動力を得るシステム。ハーレーでは70年代の初期からこのディスクブレーキが探用されたのじゃ。

絶対的な制動力に関してはディスクフレーキに軍配が上がるわけじゃが、それ以外にもシステムが剥き出しのディスクブレーキは熱に強い。反面ドラムは基本的に密閉状態の中でブレーキが作動するため、雨でも制動力が変化しないという利点をもっておる。

ところでハーレーと言えは「ブレーキが効かない」と盲信する者は、かつては本当に多かった。最新型の4ポットキャリパーはもはや十分すぎる制動力を発揮するが、確かにかつてのハーレーのブレーキは非力じゃった。しかしそもそもハーレ一社のブレーキに対する考え方は他のメーカーとは根本的に違っており、日本車に代表されるスポーツバイクがフロントブレーキをメインとして制動するのに対して、ハーレーはリアブレーキの比率が大きい。これを知らずして国産車の感覚でブレーキレバーばかりを握り締めていれば、そりゃブレーキが効かんと言いたくもなろう。 フットブレーキをバランス良く使えば決して「ハーレーのブレーキは効かない」わけではないことは理解できるはず。要は乗り手次第ということじゃ。

以上で9時間目は終了。ではまた、ホグホグ。

 

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