まずは座ってハンドルに手を伸ばす。どんな人でもオートバイにまたがると、まずスルのがこの行為。シートとハンドルはバイク乗りにとって一番身近なパーツなのじゃ。
俺でも解ると大好評の「ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座」、その第7時間目のお題はハンドルとシートについてである。
両手で進行方向を操作するためのハンドルバーと、跨いで腰を下ろすためのシート。オートバイという乗り物をコントロールして走らせるのに重要な役割を持つパーツであることはもちろんじゃが、それ以上にそのデザインも重要なポイント。ハーレーダビッドソンに関していうなら、実にユニークなデザインがあふれておる。特にハンドルに関して言えば、これはもうハーレー乗りのお馬鹿さん加減を見事に証明しているとしか思えんものが盛りだくさんじゃ。
まずはシート。かつてリジッドフレームだった時代には、リアサスがないかわりにシートを支える「ポゴスティック」と呼ばれる心棒がスプリングで動き、路面の凸凹を吸収する役割を果たしておった。チョッパー乗りたちはそれを外して直接フレームに取り付けるシートを好んだわけじゃが、今のカスタムシートの基本形はほとんどがその時代に生まれたと言えよう。
ハンドルは、さすがに純正で使われたものは操縦性を重視してデザインされておるのじゃが、これまたチョッパー乗りたちは「そんなものはオイラたちにゃあ関係ねーべ」とばかりに、お馬鹿なヤツをたくさん考えた。猿が木にぶら下がるように高くそびえる「エイプハンガー」、カクカクした「ロボハン」、耕運機のような6ベントなどなど。そのお馬鹿度合いはイラストでお楽しみあれ。
という訳で7時間目もこれにで終了。ではまた、ホグホグ。