ハーレーダビッドソンが数多くラインナップするファクトリーカスタムの頂点に君臨するCVOファミリー。そのCVOの中でも屈指の人気を誇るのが、CVOストリートグライドである。CVOにのみ搭載が許されたハーレーダビッドソン最大排気量となる1923ccのミルウォーキーエイト117エンジンを筆頭に専用カスタムパーツで固められた、まさに至極の一台に仕上げられている。つまりCVOストリートグライドはファクトリーカスタムの王様であり、この王様をベースにさらにカスタムを施していくことは至難の技。それほどまでにCVOというモデルは完成度が高い。
ここにドイツのパーツサプライヤー、サンダーバイクが手掛けたCVOストリートグライドのカスタムマシンがある。「WHEEL POWER」と名付けられたこのマシン最大の特徴は、ストックのフロント19インチホイールから26インチのオリジナルビレットホイールに交換され、スタイリングが刷新されている点にある。ホイールのペイントはエクステリアのカラースキームに合わせてパウダーコートで施工。フロントフェンダーはディープタイプをチョイスし、こちらもエクステリアと同じカラースキームが採用されている。
レイク角はオリジナルのトリプルツリーキットで40°に設定。これによりホイールベースは150mm延長となり、迫力のスタイリングを入手している。オリジナルのCVOストリートグライドをさらにブラッシュアップさせた「WHEEL POWER」。その名の通り、キモはこのホイールの存在感にある。