2019年モデルとして新たに登場したソフテイルファミリーのファクトリーカスタム「FXDR114」。ドラッグレーサーのフォルムにインスパイアされたFXDR114最大の特徴は、1735mmという超ロングホイールベースが作り出すロー&ロングのスタイリングにある。エクステリアの見所は、まるでダートトラックレーサーXR750を思わせるシートカウルが作り出すリアエンドであろう。超ロングホイールベースのFXDR114であるが、このショートタイプのリアエンドの視覚的効果もあり、実際のサイズに比べてタイトな印象が強い。
今回紹介するサンダーバイクが手掛けたFXDR114カスタム「ICE-COOL BROTHER」は、ベースマシンのアイデンティティとも言えるシートカウルを取り去り、オリジナルのショートフェンダー&サイドカバーを取り付け、さらにタイトなマシンに仕上げられている。加えて前後サスペンションのローダウンと、リアタイヤはストックの240から260に、フロントタイヤは120から130へとサイズアップし、迫力のスタイリングを入手している。
エンジンには高性能エアフィルターとスクリーミンイーグルのステージIIキットをインストール。Don Performanceのインジェクションチューンも加わり、レスポンシブ&トルクフルな乗り味を実現。エクステリアのフォルムを際立たせるスポーティなカスタムペイントはIngo Kruseの手によるものだ。ベースマシンの特性を見極め、さらなる高みを目指す。そんな王道的なアプローチにより、このICE-COOL BROTHERは仕上げられているのだ。