ボバースタイルというアイデンティティを持つフォーティーエイトに、チョッパーやスクランブラー、カフェレーサーの“良いとこ取り”をしつつビンテージデニムのテイストでまとめた新感覚の一台が完成した。
前後16インチホイール & ファットタイヤというフットワークにピーナッツタンクというフォーティーエイトらしさはそのままに、クラブマン・ハンドルバーとリアセットフットコントロール(純正バックステップ)、リアフェンダー一体型のカフェシートを組み合わせて実に戦闘的なカフェレーサーに仕上げられている。フレーム下部に備わるスポイラーもキャラクターを際立たせるディテールとして存在感を放つ。
往年のハーレーダビッドソンに見られるライトグレーを基調とするクラシカルなカラーリングに、近年のニューモデルに多用されるシンプルなバー&シールドが描かれ、ベースモデルは最新ながらどこか懐かしさ溢れる雰囲気が魅力的だ。温故知新とも言える新旧の良いところをバランスよく組み込んだ、ハーレーにしかできない一台と言っていい。
このマシンは世界中のハーレーダビッドソン正規ディーラーが参戦するカスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス」にエントリーしており、そのレギュレーションはカスタム費は車体価格の50%以内、さらにカスタムパーツの50%はH-D純正とするなどの制約が設けられている。そんななかでのこの完成度には脱帽するばかりだ。
世界規模のカスタムコンテスト「バトル・オブ・ザ・キングス2019」
2019年3月14日(木)まで投票受付中! >>