ラバーマウントとは気づけない
渾身のストリートスポーツ
元々正規ディーラーで新車購入したキャブレター仕様のラバーマウントスポーツスター。「タンクペイントを除いて、カスタムも整備も全部自分でやっちゃっています。車検もユーザー車検なんですよ」(T28さん)と、ショップに預けることなくここまで作り込んだというから驚かされる。
「これというテーマは決めていませんね(笑)。自分が乗りたいバイクに近づけようと、自分でパーツを選んで取り付けてきたので。あえて挙げるならば、ストリートバイクですかね」
カフェレーサーのように車高を上げているわけではないが、フロントフォークをトップブリッジから若干突き出させているので、ライディングフォークは前のめり気味になるこの一台。サンダンス製トラックテックホイールでリアを18インチ化していることも、そのスタイルをカフェ風に見せているポイントであろう。また、フォークの突き出しによってヘッドライト回りもコンパクトにまとまり、それがラバーマウントらしからぬ雰囲気へとつながっているようだ。
あらゆる無駄を取り除いたクラシックスポーツは、もはやラバーマウントというよりはエボスポーツのようなオーラさえ漂わせる。「今興味があるのは、レーシーなメガホンマフラー。バイクの雰囲気がどう変わるか見てみたい」とのこと。ここからどう姿を変えていくか、進化の過程が楽しみだ。
カスタムの詳細をチェック!
EASYRIDERS ライザー一体型ハンドルバー
そのままボルトオン可能なフリスコ風バー&ライザー。その両側をカッティングしてさらにナローなスタイルとしている。
バックドロップ製オリジナルシート
ホットドッグのナイトイエーガーのシートベースを利用し、愛知のレザー専科バックドロップでオリジナルデザインにて張り替え。バイクのシルエットも美しく形成する。
サンダンス製トラックテックホイール
フロント19 / リア18インチという1970年代スポーツスターのシルエットを再現する注目度が高いホイール。ビジュアルアップはもちろん乗り心地もよりスポーティに一変する。
クレイジーオレンジ製エアファンネル
九州のカスタムショップ・クレイジーオレンジによるファンネルを装着。パフォーマンスアップとエンジンまわりの見た目の一新を図っている。
サイクルシャック製ドラッグパイプ
マシンのテイスト同様に1970年代スタイルを彷彿させるストレートカットのドラッグパイプ。次に出会ったときにはメガホンマフラーに変更されているかも?
モーターステージ アイコン サスペンション
デザイン、パフォーマンス、コスト面などから選ばれた大阪のモーターステージが手がけるサスペンション。長さは11インチと、883L本来のものとほぼ同じ。